A PL/SQLのソース・テキストのラップ

次の任意のストアドPL/SQLユニットのPL/SQLソース・テキストをラップすることによって、他のユーザーが静的データ・ディクショナリ・ビュー*_SOURCEを使用して、他のユーザーがそのテキストを表示することを防止できます。

  • パッケージ仕様部

  • パッケージ本体

  • 型仕様部

  • 型本体

  • ファンクション

  • プロシージャ

ノート:

テキストのラップのセキュリティは高くありません。高いセキュリティを確保するには、Oracle Database Vaultを使用してください(『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照)。

ラップされたPL/SQLソース・テキストが含まれるファイルは、ラップされたファイルと呼ばれます。ラップされたファイルは、SQL*Plusによって、またはインポート・ユーティリティおよびエクスポート・ユーティリティによって移動、バックアップまたは処理できます。

ラップされたファイルを生成するには、PL/SQLラッパー・ユーティリティまたはDBMS_DDLサブプログラムを使用します。PL/SQLラッパー・ユーティリティは、指定のSQLファイルによって作成されたすべてのラップ可能PL/SQLユニットのソース・テキストをラップします。DBMS_DDLサブプログラムは、動的に生成された単一のラップ可能PL/SQLユニットのソース・テキストをラップします。

PL/SQLラッパー・ユーティリティおよびDBMS_DDLサブプログラムでは、トークン化エラー(文字列の欠落など)は検出されますが、構文エラーやセマンティック・エラー(表やビューが存在しないなど)は検出されません。

12.2 PL/SQLコンパイラは、デフォルトで、9.2 PL/SQLコンパイラでコンパイルされているラップされたパッケージを使用できます。12.2 PL/SQLコンパイラが9.2 PL/SQLコンパイラでコンパイルされているラップされたパッケージを使用できないようにするには、PL/SQLコンパイル・パラメータPERMIT_92_WRAP_FORMATFALSEに設定します。PERMIT_92_WRAP_FORMATの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。PL/SQLのコンパイル・パラメータの詳細は、「PL/SQLユニットおよびコンパイル・パラメータ」を参照してください。

ここでのトピック