4 PL/SQLのデータ型
PL/SQLの定数、変数、パラメータ、ファンクションの戻り値はすべて、記憶形式および有効な値と演算を決定するデータ型を持っています。
この章では、スカラー・データ型という、内部コンポーネントのない値を格納するデータ型について説明します。
スカラー・データ型にはサブタイプを持たせることができます。サブタイプとは、別のデータ型のサブセットとなるデータ型のことで、その別のデータ型は、そのサブタイプのベース型となります。サブタイプには、そのベース型で有効な演算と同じ演算が含まれています。データ型とそのサブタイプでデータ型ファミリが構成されます。
PL/SQLには、多くの型やサブタイプがパッケージSTANDARD
に事前定義されています。また、PL/SQLを使用して、独自のサブタイプを定義することもできます。
PL/SQLのスカラー・データ型は次のとおりです。
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SQLデータ型
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PLS_INTEGER
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BINARY_INTEGER
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REF
CURSOR
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ユーザー定義のサブタイプ
ここでのトピック
関連項目:
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コンポジット・データ型の詳細は、「PL/SQLのコレクションおよびレコード」を参照してください
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REF
CURSOR
の詳細は、「カーソル変数」を参照してください -
スキーマ・レベルのユーザー定義データ型の作成の詳細は、「CREATE TYPE文」を参照してください
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データ型ファミリごとにグループ化された、事前定義のPL/SQLデータ型とサブタイプは、「PL/SQLの事前定義のデータ型」を参照してください