9.5.5 サービス登録操作のモニタリング
SHOW STATS -REG
コマンドを使用すると、リスナーが処理するデータベース・サービス登録操作をモニタリングし、これらの操作のトラフィックまたはオーバーヘッドを分析して、登録関連の問題を診断できます。
REGISTER
、UPDATE
、RE-REGISTER
、UN-REGISTER
などのサービス登録操作を通じて、そのサービスと関連情報をリスナーで登録または更新します。これらの登録操作のすべてのレコード(カウント)は、リスナーによって保持されます。このデータに関する統計は、定期的に問い合せることも、特定の期間について問い合せることもできます。これらの統計のモニタリングは、リスナーが複数のインスタンスからの登録情報および更新情報を継続的に受信するOracle Autonomous Database環境では特に役立ちます。
データベース・サービス登録操作に関する統計を表示するには、リスナー制御(LSNRCTL
)ユーティリティ・プロンプトで次のコマンドを実行します。
LSNRCTL SHOW STATS -REG
このコマンドは、Oracle Connection ManagerリスナーのOracle Connection Manager制御(CMCTL
)ユーティリティからも実行できます。
SHOW STATS
に使用できるすべての引数のリストは、Oracle Database Net Servicesリファレンスを参照してください。
SHOW STATS
コマンドは、通常、次のセクションが含まれる出力を生成します。
出力セクション | 説明 |
---|---|
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出力フィールドには、
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インスタンスがサービスおよび関連情報(ハンドラ、エンドポイント、ACLなど)をリスナーで登録または更新するために使用する登録操作。
リスナーが受信したコマンドの数を示すカウンタ。
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最後のリセット、つまり、
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リスナーの起動後に収集された、リスナーが受信したコマンドの合計数。 |
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リスナーに登録されているすべてのサービスについてのサービス更新メトリックのサマリー。これらのフィールドは、サービス・レベルの問合せに対してのみ表示されます。 |
例9-7 SHOW STATSコマンドの出力例
LSNRCTL:lsnr1> show stats -reg ------------------------ Global Level: Recent Recent Duration: 5 days 17 hr. 15 min. 25 sec Command Instance Service ENDP Handler INF Registration 2 2 2 4 0 Updates 3 0 0 12 0 Re-Register 1 3 0 0 0 Un-Register 0 0 0 0 0 Cumulative Registration 3 3 3 6 0 Updates 4 0 0 12 0 Re-Register 1 3 0 0 0 Un-Register 0 0 0 0 0 The command completed successfully
親トピック: リスナーの管理