14.1 ネットワーク・データの圧縮化の利点の理解
ネットワーク・データを圧縮することにより、データ接続を介して送信されるセッション・データ・ユニット(SDU)のサイズが少なくなります。データのサイズが小さくなると、ネットワークを介してSQL問合せおよび結果を送信するのに必要な時間が短縮します。また、圧縮されたデータでは、使用する帯域幅が少なくて済むため、大量のデータを短時間で送信できます。データ圧縮プロセスは、アプリケーション・レイヤーに対して透過的です。
データ圧縮を使用する利点は、次のとおりです。
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ネットワーク・スループットが向上するため、制約された帯域幅の環境でも圧縮を利用することで、問合せの応答時間を短縮できます。
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帯域幅の使用が減るため、他のアプリケーションで帯域幅を使用できます。
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サイト間で送信されるデータ量が減ります。
親トピック: パフォーマンスの最適化