14 パフォーマンスの最適化
接続パフォーマンスの最適化方法を学習します。
- ネットワーク・データの圧縮化の利点の理解
- セッション・データ・ユニットの構成
通常のデータベースの構成では、Oracle Netはデータをネットワークへ送出する前にカプセル化して、セッション・データ・ユニット(SDU)のサイズでバッファに格納します。 - 帯域幅遅延積の求め方
- I/Oバッファ領域の構成
TCP/IPなどの信頼性の高いネットワーク・プロトコルでは、下位および上位のレイヤー・プロトコルとの間でデータの送受信中に、送受信バッファにデータをバッファリングします。これらのバッファのサイズは、フロー制御の決定に影響することで、ネットワーク・パフォーマンスに影響を与えます。 - InfiniBand接続をサポートするSDPの構成
Oracle Net Servicesでは、InfiniBand高速ネットワーク用のSockets Direct Protocol (SDP)がサポートされています。次の各項では、中間層とデータベース・サーバー通信のためのSDPをサポートするOracle Netの設定方法について説明します。 - InfiniBand接続をサポートするExadirectの構成
Oracle Net Servicesでは、InfiniBand高速ネットワークのためのExadirectをサポートします。インフィニバンド環境では、Remote Direct Memory Access (RDMA)の活用によって待機時間とスループットが向上する新しいトランスポートを使用してください。 - 権限のないユーザーによるリソース使用の制限
この種の攻撃を軽減するには、認証の前にリソースを保持できる時間の制限を構成します。 - クライアント・サーバー接続のためのキーベースのルーティングの構成
キーベース(または直接)ルーティングを使用して、シャード・データベースでクライアントとサーバー接続を確立する方法について学習します。シャードへのキーベース・ルーティングでは、必要なトランザクションに関連するデータが含まれている単一の関連するシャードに対して、シャーディング・キーを使用して接続が確立されます。 - TLS接続用のSNIの構成
Oracle Net Servicesでは、クライアント/サーバー接続の確立にかかる時間を最小限に抑えるために、Server Name Indication (SNI)がサポートされています。SNIが設定されている場合は、リスナーによってTLSハンドシェイクの実行なしで接続リクエストがクライアントから適切なサーバーに転送されるため、接続の確立にかかる全体的な時間が短縮されます。
親トピック: Oracle Net Servicesの構成と管理