イメージ・ファイルを使用したOracle Connection Managerのインストール

Oracle Database Client 23ai以降では、Oracle Connection Managerをイメージ・ファイルとしてインストールして構成できます。

Oracle Database Clientホームを配置するディレクトリにイメージ・ソフトウェア(client_cman_home.zip)を展開し、設定ウィザードを実行してOracle Connection Managerのインストールと構成を開始します。

インストールを開始する前に、記憶域のパスに関して指定する必要のあるすべての情報を手元に揃えておいてください。

Oracleインストール所有者ユーザー・アカウント(oracle)としてログインします。
選択したディレクトリにOracle Database Clientのインストール・イメージ・ファイル(client_cman_home.zip)をダウンロードします。たとえば、イメージ・ファイルを/tmpディレクトリにダウンロードできます。
Oracleホーム・ディレクトリを作成し、ダウンロードしたイメージ・ファイルをOracleホーム・ディレクトリに展開します。次に例を示します:
```
C:\> mkdir \app\oracle\product\23.0.0\client_1
C:\> chgrp:oinstall \app\oracle\product\23.0.0\client_1
C:\> cd \app\oracle\product\23.0.0\client_1
C:\> unzip -q \tmp\client_cman_home.zip
```
ノート:
- 作成したOracleホームのディレクトリ・パスがOracle Optimal Flexible Architectureの推奨事項に準拠することをお薦めします。また、インストール・イメージ・ファイルは、作成したこのOracleホーム・ディレクトリにのみ解凍してください。
- OracleホームまたはOracleベースをsymlinksにすることも、その親ディレクトリをrootディレクトリまで作成することもできません。
Oracleホーム・ディレクトリから、setup.exeコマンドを実行してOracle Database Client設定ウィザードを起動します。
```
C:\> cd \app\oracle\product\23.0.0\client_1
setup.exe
```
ノート:
setup.exeコマンドは、Oracleホーム・ディレクトリからのみ実行してください。Oracle Database、Oracle Database ClientまたはOracle Grid Infrastructureをインストールする際に、ORACLE_HOME\oui\bin\または他の場所にあるsetup.exeコマンドを使用しないでください。
設定ウィザードによって、Oracle Database ClientのOracle Connection Managerタイプのインストールが開始されます。

必要に応じて構成プロンプトに答えてOracleベースやOracleインベントリなどの情報を指定します。

ノート:
インストール中に、求められている操作に対して疑問がある場合は、「ヘルプ」をクリックします。

親トピック: Oracle Database Clientソフトウェアのインストール