AllowUncPaths
このプロパティは、ユニバーサル・ネーミング規則の場所のパスを持つ構成ファイルへのODP.NETアクセスを許可または禁止します。
宣言
// C# public static bool AllowUncPaths { get; set; }
プロパティ・タイプ
System.Boolean
備考
ODP.NETがローカル・ネットワーク・マシン上のsqlnet.ora
などの構成ファイルにアクセスする場合、ユーザーはユニバーサル・ネーミング規則(UNC)のパスを指定できます。
AllowUncPaths
プロパティは、ODP.NETがこれらのUNCパスを使用する機能を有効または無効にします。
プロパティのデフォルトはtrue
です。true
の場合、ODP.NETはUNCパスの場所で指定された構成ファイルにアクセスできます。
false
の場合、ODP.NETがUNCパスを使用する構成ファイルにアクセスしようとすると、ORA-50121エラーがスローされます。
サーバー・メッセージ・ブロック強制攻撃では、UNCパスを使用して、ターゲット・マシンが攻撃者のコンピュータを認証します。成功すると、攻撃者はその認証をコピーして別のシステムにアクセスします。UNCパスを無効にすると、この攻撃が使用されなくなります。
UNCパスは、二重バックスラッシュの後にサーバー名、ホスト名またはIPアドレスが続きます。次にもう1つバックスラッシュ、その後に共有名が続きます。その後がディレクトリ・セパレータ文字とディレクトリ名です。これは追加のサブディレクトリに続きます。末尾には、オプションのファイル名を含めることができます。この例を示します: \\MyHostName\MyShare\MyDirectory\MyFile.txt