SDU

このプロパティは、クライアントとサーバー間のOracleネットワーク通信のセッション・データ・ユニット・サイズ(SDU)を指定します。

宣言

// C#
public int SDU { set; }

備考

ネットワーク上でデータを送信する前に、ODP.NETまたはOracleデータベースはデータをバッファリングしてSDUにカプセル化します。バッファが一杯になりフラッシュされるか、データベース・サーバーがデータを読み取ろうとすると、このバッファに格納されているデータが送信されます。大量のデータを転送する場合やメッセージのサイズが一貫している場合は、SDUバッファのサイズを調整することによって、パフォーマンス、ネットワークの使用率、メモリー消費を改善できます。

デフォルト値は65536バイトで、64KBと同等です。

ODP.NETおよびOracleデータベースは、それぞれ独自のSDUサイズを設定できます。実際に使用されるSDUサイズは、接続時にネゴシエーションされます。2つの値の小さい方が選択されます。Oracle Database 23aiでは、64KBのSDUサイズが使用されます。以前のデータベース・リリースでは、デフォルトのSDUサイズが8KBに設定されていました。

OracleConfiguration SDUサイズは、最初の接続が.NETドメインでグローバルに確立される前にのみ設定できます。

OracleConnection SDUサイズは、接続が確立される前にのみ設定できます。また、接続プールのOracleConnection SDUサイズは1回のみ設定できます。そのプールに対する後続のセット試行はすべて無視されます。