7.3 RDFグラフ環境の設定

support for Apache Jenaを使用して問合せを実行するには、(適切な権限を持つ)任意のユーザーで接続し、RDFネットワークで任意のRDFグラフを使用します。

RDFグラフ環境が要件をすでに満たしている場合は、support for Apache Jenaを使用するJavaコードを直接コンパイルして実行することができます。support for Apache Jenaを使用できるようにRDFグラフ環境を設定していない場合は、次の例のようなステップを実行します。

  1. SYSTEMとして接続します。
    sqlplus system/<password-for-system>
    
  2. システム表の表領域を作成します。たとえば:
    CREATE TABLESPACE rdf_users datafile 'rdf_users01.dbf' 
        size 128M reuse autoextend on next 64M 
        maxsize unlimited segment space management auto;
    
  3. (RDFネットワークとsupport for Apache Jenaを使用するデータベースに接続するための)データベース・ユーザーを作成します。たとえば:
    CREATE USER rdfusr IDENTIFIED BY <password-for-udfusr>
                       DEFAULT TABLESPACE rdf_users;
    
  4. このデータベース・ユーザーに必要な権限を付与します。たとえば:
    GRANT connect, resource TO rdfusr;
    
  5. RDFネットワークを作成します。たとえば:
    EXECUTE sem_apis.create_RDF_network('RDF_USERS', network_owner=>'RDFUSR', network_name=>'LOCALNET');
    
  6. Apache Jenaのサポートを独自のRDFデータとともに使用するには、「RDFデータを使用するためのクイック・スタート」の説明に従って、適切なステップを実行してデータを格納し、RDFグラフを作成して、データベース索引を作成します。その後に、Javaコードをコンパイルして実行することで問合せを実行します。問合せの例については、「RDF Graph support for Apache Jenaを使用する問合せ例」を参照してください。

    Support for Apache Jenaと提供されたサンプル・データの使用については、「RDF Graph Support for Apache Jenaを使用した問合せの例」を参照してください。