C.2 SQL DeveloperでのRDFセマンティク・グラフ・サポートの設定

この項は、Oracle Database 19c以降を使用している場合にのみ適用されます。スキーマプライベート・ネットワークに対してのみ、SQL Developerで設定手順を実行してRDFセマンティク・グラフ・サポートを有効にする必要があります。

ノート:

この設定は、MDSYSスキーマのセマンティク・ネットワークには必要ありません。Oracle Database 19c以降、必ずデータベース・ユーザー・スキーマにセマンティク・ネットワークを作成することをお薦めします。

この設定を実行すると、SQL DeveloperでRDFネットワーク・ディクショナリ情報を移入するために必要なヘルパー関数が作成されます。

ノート:

この1回かぎりの設定手順を実行しない場合、SQL DeveloperでRDFネットワーク・メタデータ・ノード(REGULAR_MODELSRDF_VIEWSRULEBASESなど)を展開しようとするとエラーが発生することがあります。

この設定の実行手順:

  1. SQL Developerを開きます。
  2. 「RDFセマンティック・グラフ」・ノードを右クリックし、「RDFセマンティク・グラフの設定」を選択して1回かぎりの設定手順を実行します。

    図C-1 RDFセマンティク・グラフの設定

    図C-1の説明が続きます
    「図C-1 RDFセマンティク・グラフの設定」の説明

    次の表は、このオプションを使用可能にするためにDBA権限が必要かどうかを判断するのに役立ちます。

    表C-1 SQL DeveloperおよびOracle DBのバージョンに固有のRDFセマンティク・グラフの設定

    Oracle DBのバージョン SQL Developerのバージョン ユーザーのタイプ 予想される結果
    19c以降 20.3より前 DBA権限を持つユーザーによって1回実行 必要な型およびファンクションは、MDSYSスキーマにインストールされます。
    19c以降 20.3以降 各ユーザーが個々に1回実行 必要な型およびファンクションは、ユーザーのスキーマにインストールされます。

    ノート:

    20.3よりのSQL Developerバージョンを使用してOracle Databaseリリース19c以降でRDFセマンティク・グラフ・サポートをすでに設定しているが、SQL Developerリリース20.3以降の使用を開始した場合は、メタデータ関数がMDSYSスキーマにインストールされた以前のものと異なるため、設定を再度実行する必要があります。

  3. 「適用」をクリックします。

    必要に応じて、「SQL」タブをクリックしてプロシージャを表示することもできます。

    図C-2 RDFセマンティク・グラフの設定の適用

    図C-2の説明が続きます。
    「図C-2 RDFセマンティク・グラフの設定の適用」の説明

    必要な型およびファンクションは、適切なスキーマにインストールされます。この設定が実行されると、「RDFセマンティック・グラフ」オプションがグレー表示されます。