2.309 PLSQL_FUNCTION_DYNAMIC_STATS

PLSQL_FUNCTION_DYNAMIC_STATSでは、PL/SQLファンクションに対して動的統計を生成できるかどうかをセッション・レベルで指定します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

PLSQL_FUNCTION_DYNAMIC_STATS = { PREFERENCE | ON | OFF | CHOOSE }

デフォルト値

PREFERENCE

変更可能

ALTER SESSION

PDBで変更可能

いいえ

基本

いいえ

動的統計は、データベースが再帰的SQLを使用して表内のブロックの小さいランダムなサンプルをスキャンする最適化手法です。以前のリリースでは、オプティマイザは一部のPL/SQLファンクションの動的統計を許可し、他のファンクションの動的統計を禁止するように判断していました。

Oracle Database 23aiリリース更新23.8以降、Oracleでは、PL/SQLファンクションの動的統計をユーザーがより詳細に制御できます。DBMS_STATSパッケージには、PL/SQLファンクションの動的統計を生成するためのグローバル・レベルおよびファンクション・レベルのプリファレンスを設定および表示できるプロシージャが用意されています。

また、PLSQL_FUNCTION_DYNAMIC_STATSパラメータを使用すると、特定のセッションのこれらのプリファレンスをオーバーライドできます。次の値を指定できます。

  • PREFERENCE - オーバーライドしないでください。PL/SQLファンクションの動的統計を生成するには、DBMS_STATSパッケージで設定されたグローバル・レベルおよびファンクション・レベルのプリファレンスを使用します。これはデフォルトです。

  • ON - すべてのPL/SQLファンクションのセッションで動的統計を有効にします。

  • OFF - すべてのPL/SQLファンクションのセッションで動的統計を無効にします。

  • CHOOSE - 各PL/SQLファンクションのセッションで動的統計を生成するかどうかをオプティマイザが選択できるようにします。

ノート:

このパラメータは、Oracle Database 23aiリリース更新23.8以降で使用できます。

関連項目: