2.385 SQL92_SECURITY

SQL92_SECURITYにより、DELETE文、INSERT文、MERGE文またはUPDATE文で特定の句を指定するためにユーザーに表に対するSELECT権限が必要かどうかを指定します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

true

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

はい

値の範囲

true | false

基本

いいえ

SQL標準では、セキュリティ管理者は、RETURNINGSETまたはWHERE句で表の列値を参照するDELETE文、INSERT文、MERGE文またはUPDATE文をユーザーが実行するときに、そのユーザーに表に対するSELECT権限を要求できる必要があると規定されています。

値:

  • true

    ユーザーは、次の場所でターゲット表の列を参照するには、そのターゲット表に対するSELECT権限が必要です:

    • DELETE文またはUPDATE文のWHERE

    • UPDATE文のSET句での割当ての右辺。

    • DELETE文、INSERT文、MERGE文またはUPDATE文のRETURNING

  • false

    • DELETE文のターゲット表に対するDELETE権限があるユーザーは、DELETE文のWHERE句においてターゲット表の列を参照できます。

    • UPDATE文のターゲット表に対するUPDATE権限があるユーザーは、UPDATE文の、WHERE句で、またはSET句での割当ての右辺で、そのターゲット表の列を参照できます。

    • DELETE文、INSERT文、MERGE文またはUPDATE文のターゲット表に対するREAD権限またはSELECT権限を持つユーザーは、RETURNING句においてそのターゲット表の列を参照できます。