シャード・カタログ・スタンバイの作成

シャード・ディレクタを変更して、スタンバイ・シャード・カタログ・データベース(すでに作成済)を追加できます。

この手順では、シャード・カタログに適したデータベースをすでに作成および構成していることを前提としています「シャード・カタログ・データベースの作成」

  1. スタンバイ・シャード・カタログ・データベースを追加するようにシャード・ディレクタを変更します。

    スタンバイ・シャード・カタログがADD GSMの接続文字列に追加されない場合は、MODIFY GSMを使用して実行できます。

    分散データベース構成のシャード・ディレクタごとに次のコマンドを使用します。完全接続文字列を含めて、プライマリ・カタログ・データベースとスタンバイ・カタログ・データベースの両方を含めます。

    完全な接続文字列を指定するかわりに、それを使用するサービスを作成できます。

    GDSCTL> MODIFY GSM -gsm shard_director_name
     -catalog '(DESCRIPTION =(CONNECT_TIMEOUT=3)(TRANSPORT_CONNECT_TIMEOUT=3)(RETRY_COUNT=3)(FAILOVER=ON)(ADDRESS_LIST= (address = (protocol = tcp)(host = &primaryCatalog)(port = &dbport))(address = (protocol = tcp)(host = &standbyCatalog)(port = &dbport)))(CONNECT_DATA =(SERVICE_NAME = &serviceName)))'
     -pwd gsmcatuser_password
  2. 更新された接続文字列をスタンバイ・カタログ・データベースで使用するには、シャード・ディレクタを再起動します。
    GDSCTL> stop gsm
    GDSCTL> start gsm
  3. シャード・カタログのプライマリ・データベースからスタンバイにスイッチオーバーします。
    $dgmgrl
    DGMGRL> connect sys/password as sysdba
    DGMGRL> show configuration
    DGMGRL> SWITCHOVER TO '&PhysicalStandby'

    この場合、<Catalog1b>にスイッチオーバーします。

    DGMGRL> show configuration
  4. カタログのスイッチオーバー後、元のシャード・カタログ・プライマリでPDBをオープンします(先ほどカタログ・スタンバイに切り替えました)。
    $ sqlplus / as sysdba
    SQL> show pdbs

    OPEN MODEが「MOUNTED」として表示されます。

    SQL>alter pluggable database all open services=all;
    SQL>show pdbs

    OPEN MODEが「READ ONLY」として表示されます。

    ノート:

    前述のステップを実行した後でも、データベースが予期されたモードでない場合、カタログ・データベースを再起動する必要がある場合があります。

  5. GSM接続を検証します。
    $gdsctl validate
  6. スイッチオーバー・アクティビティを示すログを検証します。

    $GSM_HOME/network/adminでオブザーバ・ログを確認します

    各データベースでオブザーバ・ログを検証します。

    どのオブザーバ・ログにもデータベースまたはシャード・ディレクタ(GSM)からのエラーが表示されないことを確認します。