8.4 位置追跡サーバー用のデータ構造
位置追跡サーバーを使用する場合、サーバーの作成時にユーザーが追跡セット名を指定する必要があります。この名前に基づき、追加データ構造が作成されます。
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<TS_NAME>_TRACKING_REGIONS (region_id NUMBER, geometry MDSYS.SDO_GEOMETRY)は、追跡セット<TS_NAME>で定義されている追跡地域ポリゴンが格納される表です。サーバーの作成後、ユーザーはポリゴンをこの表に挿入する必要があります。ポリゴンはすべて、測地(SRID 4326を使用)であり、2次元である必要があります。この表では、主キーがREGION_ID列に定義されています。
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<TS_NAME>_TRACKER (object_id NUMBER, region_id NUMBER, queue_no NUMBER, alert_when VARCHAR2(2))は、エントリによってオブジェクトとそのオブジェクが追跡される地域との間の関係がマップされる表です。この表では、主キーがOBJECT_ID列およびREGION_ID列に定義されています。この表はTRACKER_MSG型を使用して管理され、ユーザーがこの表を直接更新することはありません。
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<TS_NAME>_TRACKER_QUEUES(num_loc_queues NUMBER, num_trkr_queues NUMBER)は、サーバーで必要となるキュー情報が保持される表です。サーバーによってこの表にデータが移入され、保守されます。ユーザーがこの表を変更することはありません。
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<TS_NAME>_TRACKER_LOG (message_level VARCHAR2(1), message VARCHAR2(512), ts TIMESTAMP WITH TIMEZONE)は、サーバーによって生成されたログ・メッセージが格納される表です。メッセージ・レベル'I'は情報メッセージであることを示し、メッセージ・レベル'E'はエラー・メッセージであることを示します。この表は、追跡セットが削除されても削除されません。ただし、同じ名前の追跡セットがその後作成されると、この表は新しい追跡セットによって切り捨てられ再利用されます。
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<TS_NAME>_NOTIFICATIONS (object_id NUMBER, region_id NUMBER, time TIMESTAMP, x NUMBER, y NUMBER, state VARCHAR2(8))は、通知キューからのメッセージを格納するためにユーザーに提供される補助表です。この表の列のレイアウトは、NOTIFICATION_MSG型のレイアウトと一致します。X列とY列は、その時点のregion_id内のobject_idに関する通知を求めた座標です。STATE列は、ポイントが地域の内(INSIDE)か外(OUTSIDE)かを示します。追跡タイプINSIDEおよびOUTSIDEの場合、この値は変化しません。追跡タイプTRANSITIONの場合、この列は通知が生成された時点でのオブジェクトの状態を示します。
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<TS_NAME>_TRAJECTORYは、位置追跡サーバーで現在使用されていない補助表です。
これらの表以外に、位置追跡サーバーでは、位置、追跡および通知のメッセージを管理するために、アドバンスト・キューイング(AQ)オブジェクトのセットも作成されます。すべてのキューには、<TS_NAME>_TRACKER_Q_1や<TS_NAME>_LOCATION_Q_1など、接頭辞<TS_NAME>が付きます。
親トピック: 位置追跡サーバー