23.3 SDO_CSW.INITIALIZE_CSW
書式
SDO_CSW.INITIALIZE_CSW( owner IN VARCHAR2, csw_version IN VARCHAR2, csw_xsd_id IN NUMBER, csw_table_name IN VARCHAR2, srid IN NUMBER, generate_index IN NUMBER);
説明
Oracle Spatial Catalog Services for the Web (CSW)バージョン2.0.2サービスのデータベース・インスタンスを初期化します。これによって、「使用上のノート」にあるように現在のユーザーのスキーマがCSWスキーマになり、CSWカタログ表がまだない場合は作成され、索引が準備されます。
パラメータ
- owner
-
作成した表および索引を所有するデータベース・スキーマの名前。
- csw_version
-
CSWのバージョン番号。たとえば、
2.0.2
です。 - csw_xsd_id
-
MDSYS.SDO_XSD_TABLE表内のXSDのID。可能な値: DCMIの場合は
1
、ISO 19139の場合は2
です。 - csw_table_name
-
CSWカタログ・データを保持する表の名前。
- srid
-
CSWデータに関連付けられた座標系(SRID: 空間参照システム)。CSW表のジオメトリ列のSRIDです。たとえば、
4326
(Oracle SRID 8307と同等のEPSG SRID値)です。2Dまたは3DのSRID値を指定できますが、指定したSRIDに適した数の次元がCSW表のジオメトリ列にある必要があります。
- generate_index
-
csw_table_name
表のデータに対して索引を作成するかどうかを決定します。0
(ゼロ)の場合は表に索引を作成しません。1
(またはゼロでない正の値)の場合はすべての適切な索引を表に作成します。
使用上のノート
このプロシージャでは、ユーザー表の作成、データのSRID値の指定、およびその表に索引を作成するかどうかの制御を行えます。CSWメタデータをUSER_CSW_SERVICE_INFOビューに移入し、スキーマをCSWスキーマとして登録することも行います。owner.csw_table_name
がまだ存在しない場合、このプロシージャは次の列を持つ表を作成します。
(Metadata_Id VARCHAR(4000) PRIMARY KEY, Record_Instance_Xml XMLType, Record_Geometry SDO_GEOMETRY, XMLTYPE COLUMN Record_Instance_Xml STORE AS BINARY XML)
CSWカタログ表(および任意の索引)がすでに存在する場合、SRIDパラメータをNULLに、GENERATE_INDEXパラメータを0に設定し、単にCSWカタログ表の登録を行うためにのみこのプロシージャを使用することもできます。この場合、CSWメタデータをUSER_CSW_SERVICE_INFOビューに移入し、スキーマをCSWスキーマとして登録するのみです。
Catalog Services for the Webのサポートについては、「Catalog Services for the Web (CSW)のサポート」を参照してください。
例
次の例では、プロシージャの最初の構文を使用します。SCOTTをCSWスキーマにし、SRID 4326を空間データに関連付け、MY_CSW_CATALOG_TABLE表のデータに対して索引を作成します。
DECLARE BEGIN sdo_csw.initialize_csw( 'SCOTT', '2.0.2', -- must be 2.0.2 1, -- for DCMI 'MY_CSW_CATALOG_TABLE', 4326, 1 ); END; /