18 Catalog Services for the Web(CSW)のサポート

Oracle Spatialは、バージョン2.0.2のOpenGISコンソーシアム仕様のCatalog Services for the Webを実装しています。

ノート:

  • Oracle Cloud MarketplaceからOracle Spatial Webサービスをデプロイできます。このパッケージ・アプリケーションを使用すると、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)上のApache Tomcat Webサーバー・インスタンスにデプロイされたOracle Spatial Webサービス(Web Feature Service (WFS)、Web Coverage Services (WCS)およびCatalog Services for the Web (CSW))をインストールできます。
  • Catalog Service for the Webサーバーのインストール手順は、「空間Webサービスのデプロイと構成」を参照してください。

この仕様によると、カタログ・サービスは、データ、サービスおよび関連する情報オブジェクトについての記述情報(メタデータ)の集合をパブリッシュおよび検索する機能をサポートしています。カタログ内のメタデータは、ユーザーとソフトウェアの両方によって評価したり、詳細な処理を行う目的で、問合せや配置が可能なリソース特性を示します。カタログ・サービスは、情報コミュニティ内に登録された情報リソースの検索およびバインドをサポートする必要があります。

ここでは、Oracle Spatial実装をCatalog Services for the Web (CSW)と呼びます。

ノート:

リリース18.1以降、CSWのOracle Spatial実装では、次のレコード・タイプ(メタデータ・プロファイル)のいずれかを使用するCSWデータをサポートします。

  • DCMI (Dublin Core Metadata Initiative)
  • ISO (ISO標準19139)

CSWデータのレコード・タイプは、SDO_CSW.INITIALIZE_CSWプロシージャへのコールでcsw_xsd_idパラメータ値(DCMIの場合は1、ISOの場合は2)に指定します。

各レコード・タイプの使用の詳細は、「CSWの主要な操作(DCMIプロファイル)」および「CSWの主要な操作(ISOプロファイル)」を参照してください。

CSWを使用する前に、「空間Webサービスの概要」で説明されている概念を理解し、その章での説明に従って必要な構成作業を実行しておく必要があります。