18.2 CSWのデータベース・スキーマとオブジェクト

CSWスキーマは、CSWレコードの格納に使用する任意のユーザー・スキーマです。このドキュメントの一部の例で使用される、SCOTTまたはMDMETTという名前のデータベース・ユーザーはCSWスキーマです。

CSWデータベース・インスタンスは、CSWスキーマにCSWカタログ・レコードを格納します。CSW Webサービス・インスタンスには、アプリケーション・コンテナ内でJDBCデータ・ソースとして構成されたCSWスキーマが1つ以上必要であり、各CSWスキーマはOracle WebLogic Serverの1つのデータ・ソースに対応します。通常、特定のデータベースに対して構成されるCSWスキーマは1つのみですが、多数のCSW Webサービスを構成し、同一のデータベースで異なるCSWスキーマと組み合せて使用できます。

Oracle Spatialには、サポートされるCSW recordTypeのCSWメタデータを含むビューUSER_SDO_CSW_SERVICE_INFOが用意されています。USER_SDO_CSW_SERVICE_INFOビューには次の列があります。

CSW_VERSION     VARCHAR2(20),             
CSW_XSD_ID      NUMBER,              
CSW_TABLE_NAME  VARCHAR2(80)

このビューのCSW_XSD_ID列値を調べて、CSWスキーマで使用されるCSW recordTypeを確認できます(DCMIの場合は1、ISOの場合は2)。(各レコード・タイプの使用の詳細は、「CSWの主要な操作(DCMIプロファイル)」および「CSWの主要な操作(ISOプロファイル)」を参照してください。)

SDO_CSW PL/SQLパッケージでは、CSWインスタンスの作成やその他の操作を実行できます。これにはCSWが含まれ、SpatialおよびXQFT索引を作成および維持できます。サブプログラムのリファレンス情報については、「SDO_CSWパッケージ(Catalog Services for the Web)」を参照してください。