18.1 CSWエンジンおよびアーキテクチャ

このトピックでは、CSWについて、クライアントとの関係およびデータベース・サーバーとの関係も含めて説明します。

CSWはJava Webアプリケーションとして実装され、WebLogic 12.1.3以上にデプロイできます。必要なJavaのバージョンはJDK 1.8以上です。

CSWにはメタデータ層があります。この層では、カタログ・リクエストへの応答で必要とされるメタデータがデータベースに格納されます。メタデータには空間列が含まれており、Oracle Spatialインタフェースを使用して問合せおよび処理できます。メタデータには、レコードの非空間属性と空間属性の関連付け、およびカタログ・サービスからクライアントに提供されるサービスも格納されます。

図18-1に、CSWのアーキテクチャを示します。

図18-1 CSWのアーキテクチャ

図18-1の説明が続きます
図18-1「CSWのアーキテクチャ」の説明

次に、図18-1について説明します。

  • CSWは、中間層のコンテナの一部です。

  • CSWでは、SOAP/XML/KVP形式のCSWリクエストおよびレスポンスを使用して、Webサービス・クライアントと通信できます。

  • CSWでは、データベースに対するJDBCコールを介して空間データおよびメタデータへのアクセスが実行されます。

  • データベースには、CSWのメタデータおよびデータとともにOracle Spatialが含まれます。