3.1 Oracle Data Pumpインポートとは

Oracle Data Pumpインポートとは、ターゲット・システムにOracleエクスポート・ダンプ・ファイルをロードするためのユーティリティです。

エクスポート・ダンプ・ファイル・セットは、表データ、データベース・オブジェクトのメタデータ、制御情報を含む1つ以上のディスク・ファイルで構成されています。これらのファイルは独自のバイナリ形式で書き込まれています。Oracle Data Pumpインポート・ユーティリティは、インポート操作中、これらのファイルを使用してダンプ・ファイル・セット内の各データベース・オブジェクトの位置を特定します。

また、ダンプ・ファイルを介さずにソース・データベースから直接ターゲット・データベースをロードするために、インポートを使用することもできます。このタイプのインポートをネットワーク・インポートと呼びます。

インポートでは、インポート・モードで設定されているとおりにジョブによって、データおよびメタデータのサブセットが、ダンプ・ファイル・セットまたはソース・データベース(ネットワーク・インポートの場合)から移動されるように指定できます。この指定は、インポート・ユーティリティのコマンドによって実装されるデータ・フィルタおよびメタデータ・フィルタを使用することで行います。