4.51 SDO_TOPO_MAP.VALIDATE_TOPO_MAP
構文
SDO_TOPO_MAP.VALIDATE_TOPO_MAP( topo_map IN VARCHAR2, level IN NUMBER DEFAULT 1 ) RETURN VARCHAR2;
説明
TopoMapオブジェクトの1次検証を実行し、オプション(デフォルト)で計算ジオメトリも確認します。TopoMapオブジェクトの位相要素の構造に一貫性がある場合は文字列TRUE
を戻し、一貫性がない場合は例外が発生します。
パラメータ
- topo_map
-
TopoMapオブジェクトの名前を指定します。(TopoMapオブジェクトの詳細は、「TopoMapオブジェクト」を参照してください。)
- level
-
1次検証の一環として、次の事項を確認するには0(ゼロ)を指定します。
-
すべてのフェイスが閉じられており、無限ループが存在しない。
-
前後のすべてのエッジ・ポインタに一貫性がある。
-
すべてのエッジがノードに接続されている。
-
各孤立ノードがフェイスに関連付けられている。
-
フェイスの境界上のすべてのエッジが、フェイスに関連付けられている。
0を指定した場合のすべての事項と、計算ジオメトリに関連する次の事項を確認するには1(デフォルト)を指定します。
-
各孤立要素が、関連付けられたフェイスの境界内に存在する。
-
エッジが、それ自体または別のエッジと交差していない。
-
エッジの開始座標および終了座標が、ノードの座標と一致している。
-
ノード・スターが幾何学的に適切に順序付けされている。
-
使用上のノート
このファンクションは、エッジ、ノードおよびフェイス間のすべてのポインタの関係について一貫性を確認します。このファンクションを使用して、(SDO_TOPO_MAP.UPDATE_TOPO_MAPプロシージャを使用して)トポロジを更新する前に更新可能なTopoMapオブジェクトを検証したり、問合せを発行する前に読取り専用のTopoMapオブジェクトを検証することができます。
このファンクションは、内部計算に許容差10E-15を使用します(「トポロジ・データ・モデルの許容差」を参照)。
このファンクションの動作は、クライアント側のJava APIに含まれるTopoMap
クラス(「トポロジ・データ・モデルのJavaインタフェース」を参照)のvalidateCache
メソッドを使用する場合と同じです。
例
次の例では、CITY_DATA_TOPOMAP
という名前のTopoMapオブジェクトのトポロジを検証します。この例では、トポロジが有効であることを示す結果が戻されます。(この例では、「トポロジ・データから作成したトポロジ」の定義およびデータを参照しています。)
CALL SDO_TOPO_MAP.VALIDATE_TOPO_MAP('CITY_DATA_TOPOMAP') INTO :res_varchar; Call completed. PRINT res_varchar; RES_VARCHAR -------------------------------------------------------------------------------- TRUE
親トピック: SDO_TOPO_MAPパッケージ・サブプログラム