はじめに

このガイドでは、Oracle Database FreeをLinux x86–64およびLinux for Arm (aarch64)にインストールし構成する方法について説明します。

また、このマニュアルでは、アプリケーションの開発に使用できるリソースに関する情報と、データベース・ソフトウェアの削除方法についても説明します。

対象読者

このマニュアルは主に、アプリケーションの開発や、Oracle Database環境で実行できるようにアプリケーションの変換を行うアプリケーション開発者向けです。

Oracle Database Freeは、世界で最も先進的なデータベースの無料バージョンです。Oracle Database Freeは、インストール、管理および開発が簡単です。Oracle Database Freeでは、直感的なブラウザベースのインタフェースを使用して、データベースの管理、表、ビューおよびその他のデータベース・オブジェクトの作成、表データのインポート、エクスポートおよび表示、問合せとSQLスクリプトの実行、レポートの生成を行います。

コマンド構文

このガイドのコマンド例を理解するには、次のコマンド構文規則を参照してください。

規則 説明
$ コマンド例のBourneまたはBASHシェル・プロンプト。プロンプトをコマンドの一部として入力しないでください。
% コマンド例のCシェル・プロンプト。プロンプトをコマンドの一部として入力しないでください。
# コマンド例のスーパーユーザー(root)プロンプト。プロンプトをコマンドの一部として入力しないでください。
monospace UNIXコマンド構文

バックスラッシュ \

バックスラッシュは、UNIXおよびLinuxコマンドの行の継続を表す記号です。コマンド例が1行に入りきらない場合に使用します。コマンドは、表示どおりにバックスラッシュを付けて入力するか、またはバックスラッシュなしで1行に入力します。

dd if=/dev/rdsk/c0t1d0s6 of=/dev/rst0 bs=10b \  count=10000

中カッコ { }

中カッコは、必須の入力項目を表します。

.DEFINE {macro1}

大カッコ [ ]

大カッコは、カッコ内の項目を任意に選択することを表します。

cvtcrt termname [outfile]

省略記号 ...

省略記号は、同じ項目を任意の数だけ繰り返すことを表します。

CHKVAL fieldname value1 value2 ... valueN

italic

イタリック体は、変数を表します。変数には値を代入します。

library_name 

縦線 |

縦線は、大カッコまたは中カッコ内の複数の選択項目の区切りに使用します。

FILE filesize [K|M]

表記規則

このドキュメントでは、次のテキスト表記規則が使用されます:
規則 意味

boldface

太字体は、アクションに関連付けられたグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素や、本文または用語集で定義されている用語を示します。

italic

イタリック体は、ブック・タイトル、強調、またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。

monospace

等幅体は、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを示します。