レポートにHTML形式のデータをレンダリング
この項では、最終出力レポートでデータ・ソースからHTML書式を保持する方法について説明します。
この項には次のトピックが含まれます:
サポートされるHTML機能
サポートされているHTML機能を使用すると、読みやすく一貫性を保つために出力を書式設定できます。
サポートされているHTML機能は次のとおりです:
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ハイパーリンク
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リスト
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箇条書きリスト
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順序付きリスト
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段落
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フォント・スタイル(太字、斜体、プレーン、下線、下付き、上付き、取消し線)
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フォント・サイズ
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フォント・ファミリ
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バックグラウンド色
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前景色
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段落の配置(中央、左、右および両端揃え)
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段落インデント
次のHTML機能はサポートされていません:
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ネストされたリスト(インデント付きリスト)
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HTMLソース・コード(挿入された表やイメージなど)を変更して手動で挿入されたHTMLタグまたは属性。
順序付きリストには、次の制限があります:
- フォント・サイズが20ポイントを超え、段落に複数の行が含まれる場合、リストの配置が変わります。
- フォント・サイズが30ポイントを超え、リストに30を超えるアイテムが含まれている場合、ラベルとコンテンツが重複しています(たとえば、アイテム番号35でローマ番号ラベルXXXVが使用されている場合)。
データ・モデルの要件
レポートへの入力として使用されるXMLデータは、データのHTML部分をCDATAセクションにラップする必要があります。
データベースCLOB列に格納されているXHTMLドキュメントの形式で格納されているデータを取得し、生成されたレポートにマークアップをレンダリングできます。
RTFテンプレート要件
レポートにHTMLをレンダリングするには、RTFテンプレートで次のタグを使用します。
タグは次のとおりです:
<?html2fo: elementname?>
「要素名」は、HTMLデータを含むXML要素名です。
html2fo
を使用して'< '文字を含む文字列を表示する場合、html2fo
では'< '文字がタグの先頭とみなされるため、出力では'< '文字と後続の文字は文字列に表示されません。
例
この例では、HTMLデータが埋め込まれた前述のXMLデータを使用します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<RTECODE>
<![CDATA[
<p><font style="font-style: italic; font-weight: bold;" size="3">
<a href="http://www.oracle.com">oracle</a></font> </p>
<p><font size="6"><a href="http://docs.oracle.com/">Oracle Documentation</a>
</font></p>
]]>
</RTECODE>
このサンプルをフォーマット済HTMLとしてレポートをレンダリングするには、RTFテンプレートに次の情報を入力します:
<?html2fo: RTECODE?>