Oracle WebCenter Contentドキュメント転送ユーティリティの概要
WebCenterコンテンツ・ドキュメント転送ユーティリティは、ローカル・システムからOracle WebCenter Contentサーバーにコンテンツをインポートおよびエクスポートする機能を提供するコマンドライン・インタフェース・ツールのセットです。
このツールには次のコンポーネントがあります:
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DownloadToolは、Oracle WebCenter Contentサーバーからコンテンツ・アイテムを取得し、そのコンテンツをローカル・ファイルに保存するために使用されます。
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UploadToolは、ローカル・ファイルからストリームされたコンテンツに基づいて、Oracle WebCenter Contentサーバーに新しいコンテンツ・アイテムを作成するために使用されます。
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SearchToolは、特定の問合せ基準に一致するOracle WebCenter Contentサーバー内のコンテンツ・アイテムを検索するために使用します。
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StorageToolは、適用可能なOracle WebCenter Contentサーバー・ドキュメントをサーバーのファイル・システムからOracle Database内のセキュアなファイル・ストレージに移行するために使用されます。
ツールの一部としてダウンロードされたReadme htmlファイルで、各ツールとサンプル・コマンドの使用の詳細を確認できます。
ユーティリティのバリアント
転送ユーティリティには、次の2つの形式があります:
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リモートIntradocクライアント(RIDC)に基づく転送ユーティリティ(oracle.ucm.fa_client)。これは、Oracle WebCenter Content RIDCをカプセル化し、標準HTTPSを使用してOracle WebCenter Contentサーバーと通信する、機能セットのJavaライブラリです。 RIDCベースの転送ユーティリティに属するツールは、oracle.ucm.clientなどのパッケージoracle.ucm.client.UploadToolで始まります。 このユーティリティには、追加のライブラリ依存関係はありません。 RIDCベースの転送ユーティリティをバンドルする機能セットJavaライブラリは、RIDCクラスを再パッケージ化し、
Java Virtual Machine
(JVM
)によって提供されるHTTPクライアントを利用します。 -
Java Required Files (JRF) webサービス・サポート・ライブラリを必要とし、HTTPS経由でJava API for XML Web Services (JAX/WS)を使用してOracle WebCenter Contentサーバーと通信する汎用石鹸ベース転送ユーティリティ(oracle.ucm.fa_genericclient)。 汎用的なsoapベースの転送ユーティリティに属するツールは、oracle.ucm.idcws.clientなどのパッケージoracle.ucm.idcws.client.UploadToolで始まります。 このユーティリティは、JRF JAX/WS webサービス・クライアント・スタックおよびOracle Web Services Manager (
WSM
)に依存します。 また、このスタックでは、Middleware Platform SecurityおよびAudit Frameworkの構成ファイルおよびライブラリも検索され、これらが使用できない場合は警告が記録されます。
ツールのダウンロード
Oracle WebCenter Content文書転送ユーティリティをダウンロードするには、My Oracle Support (support.oracle.com)ドキュメント、Oracle WebCenter Content文書転送ユーティリティReadme (ドキュメントID 1624063.1)に移動します。 ダウンロード後は、抽出後にridcフォルダに移動することでツールを実行できます。
コマンドのドキュメント
ツールのドキュメントは、ツール・ダウンロードZIPのルート・ディレクトリにある「WebCenter Content Document Transfer Utility Readme.html」という名前のファイルに含まれています。 このドキュメントでは、使用可能な様々なプログラム・オプションと、Javaバージョンや必要なサポート・ライブラリなどの要件について説明します。 変更ログも含まれます。