営業リード・データのインポート
このトピックを使用して営業リード・データをOracle Applications Cloudにインポートします。 インポート機能を使用して、営業リード・レコードを作成、更新または削除できます。
営業リード・レコードをインポートするには、次のタスクを実行します。
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ソース営業リード・データをOracle Applications Cloudオブジェクト属性にマップします。
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インポート用のソース・カンマ区切り値(CSV)ファイルを作成します。
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インポート・アクティビティを作成します。
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インポート結果をレビューします。
「担当者タイム・ゾーン」フィールドを使用して、営業リードで追跡している担当者の優先タイム・ゾーンを保存します。 担当者のタイム・ゾーンは担当者の住所に基づいており、見込み客や顧客への電話やEメール送信の優先時間を把握するのに役立ちます。 列で営業リードのレコード履歴を保存する機能を使用することもできます。 これらの列を使用すると、他のシステムからインポートした営業リードについて正確にレポートできます。
その他の営業リード管理機能は、営業リードの生成から実行に至るまで、マーケティング目標と営業目標の整合性を確保するのに役立ちます。 営業リード情報は様々なソースから生成され、次の中から取得されます。
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会社の既存の担当者
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マーケティング・キャンペーン
その後すべての営業リードは評価とアセスメントのプロセスを経て、営業担当による手動の方法または事前定義ルールに基づく自動処理によって評価されます。 最後に、適格営業リードが商談に変換されます。
ソース・データのターゲット・オブジェクト属性へのマップ方法
営業リード・データをOracle Applications Cloudにインポートするには、.csvファイルにソース・データを入力し、そのソース・データをOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性にマップする必要があります。
データ・インポート用の.csvファイルを作成する前に、次の手順を実行する必要があります。
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ソース・データ属性がOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性にマップする方法を確認します。
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オブジェクトのインポートに必要な属性を理解するなど、前提となるステップが完了していることを確認します。
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レコードを一意に識別するためのオプションを理解します。
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子レコードをインポートする前に、親レコードが存在することを確認します。
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正常にインポートするために.csvファイルに必要なターゲット・オブジェクト属性を識別します。
営業リード・オブジェクトは次の子オブジェクトを備えており、営業リード情報をより適切に管理できます。
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営業リード担当者
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営業リード製品
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営業リード・リソース
いくつかのレコードのみをインポートする場合は、すべての営業リード属性について1つのCSVファイルを作成できます。 ただし、多数のレコードをインポートする場合は、営業リードの子オブジェクトごとに1つずつ、複数のCSVファイルを作成できます。 子オブジェクトのCSVファイルをインポートする前に、営業リード・オブジェクトのCSVファイルが正常にインポートされている必要があります。 これらの子オブジェクトをそれぞれインポートする方法については、別のヘルプ・トピックで説明しています。 詳細は、関連トピックを参照してください。
開始する前に
インポートを開始する前に、いくつかの基本チェックを行う必要があります。 たとえば、次のことを確認してください。
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ソース・データの各属性のインポートの前提条件がすべて完了している。
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子レコードをインポートする前に、すべての親レコードを配置しておく。
レコードに対する一意の識別子の選択
Oracle Applications Cloudにデータをインポートするには、インポート・プロセスがレコードを一意に識別するための特定の属性がCSVファイルに含まれている必要があります。 ファイル・インポート・プロセスは、属性値を使用して、ソース・データをOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性に自動的にマップします。
オブジェクト・レコードを一意に識別するための推奨オプションは、次のとおりです。
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内部ID: Oracle Applications Cloudにすでに存在するレコードを識別する場合は、レコードの内部IDを使用できます。属性名に「id」が含まれるシステム生成の一意識別子属性は、通常、内部IDです。 レコードの内部IDは、Oracle Applications Cloudオブジェクト・データをエクスポートするか、トランザクション・データベース問合せを実行することで確認できます。 通常、内部IDを使用すると、パフォーマンスが向上し、インポート期間が短縮されます。 営業リード・オブジェクトの場合、この属性はLeadIdです。
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公開一意識別子: 新しいレコードを作成する場合は、わかりやすい公開一意識別子を指定できます(属性は番号で示され、通常はビジネス・オブジェクトのUIに表示されます)。 以前に番号属性を指定したレコード、または番号属性がオブジェクトのUIに表示されるレコードを更新する場合は、番号属性を使用してレコードを識別できます。 営業リード・オブジェクトの場合、この属性はLeadNumberです。
営業リード・オブジェクトの必須属性および検証
Oracle Applications Cloudにデータを正常にインポートするには、.csvファイルに必須属性が含まれている必要があります。 属性に有効な値が指定されていることを確認します。
次の表に、新規営業リード・レコードをインポートするための必須属性、営業リード・レコードを更新するための必須属性、属性に関する前提条件の設定タスク、および営業リード・インポートの特定の検証(存在する場合)をリストします。
属性 |
摘要 |
前提条件の設定タスクやインポート検証 |
営業リード・レコードの作成 |
既存の営業リード・レコードの更新 |
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AcceptedDate |
販売予測エンジンによって生成された推奨リードを、営業担当または評価担当者が追跡するリードとして受け入れた日付。 |
検証なし。 |
LeadAcceptedFlagの値をYに指定した場合は、値が必要です。 |
不要 |
ActionCode |
行に対して実行する操作を明示的に示します。INSERTを使用して宛先表に新しいレコードを作成し、UPDATEを使用して宛先表内の既存のレコードを更新し、DELETEを使用してレコードを削除します。 |
値が指定されていない場合、レコードは更新されます(存在する場合)。 それ以外の場合は挿入されます。 |
不要 |
不要 |
ConvertedTm |
リードが商談に変換された日付。 |
検証なし。 |
リードのStatusCdの値をCONVERTEDに指定した場合は、値が必要です。 |
不要 |
LeadName |
リードを識別する名前。 |
検証なし。 |
新しいリードを作成する場合は、値が必要です。 |
不要 |
LeadNumber |
リードの公開一意識別子値。 |
値を指定して既存のリードを更新する場合、その値がMKL_LM_LEADS表の列LEAD_NUMBERに存在している必要があります。 |
値を指定し新規リードを作成する場合、値は一意である必要があります。 |
既存のリードを更新する場合でリードの一意ID(ObjectKey)を指定しない場合、値が必要です。 |
ObjectKey |
宛先表の既存のリード・レコードの一意のID。 |
新規レコードを作成する場合はインポート・プロセスによって自動的に生成されます。 既存のレコードを更新するときにLEAD_NUMBERを指定すると、インポート・プロセスはLEAD_IDをデフォルト設定します。 |
新しいリードを作成する場合は値を指定しないでください。 |
LeadNumberを指定せずに既存のリードを更新する場合、値が必要です。 |
OwnerId |
宛先表の既存のリソース・パーティの一意のID。 所有者はリードの営業チームのメンバーとして内部リソースにも含まれている必要があります。 |
値を指定する場合、値はHZ_PARTIES表の列PARTY_IDに存在している必要があります。この値は、JTF_RS_RESOURCE_PROFILES表の列PARTY_IDにも存在している必要があります。 特定されるパーティは、既存リードの営業チーム・リソースとして割り当てられているか、このレコードと同じバッチでインポートされるリソースに含まれている必要があります。 |
所有者のソース・システム・コードおよび参照(OwnerOrigSystemおよびOwnerOrigSystemReference)を指定せずに新しいリードを作成する場合、値が必要です。 |
不要 |
QualifiedDate |
リードが適格にされた日付。 |
検証なし。 |
オプションでリード・ステータス(StatusCd)値をQUALIFIEDとして指定し、リードが適格であることを示す場合、値が必要です。 |
不要 |
RejectedTm |
リードが却下された日付。 |
検証なし。 |
オプションでリード登録ステータス(ApprovalStatus)値をREJECTEDとして指定し、リードが却下されたことを示す場合、値が必要です。 |
不要 |
RetiredTm |
リードが取り下げられた日付。 |
検証なし。 |
オプションでリード・ステータス(StatusCd)値をRETIREDとして指定し、リードが取下げ済であることを示す場合は、値が必要です。 |
不要 |
に移動すると、営業リード・オブジェクトのすべての属性が表示されます。このページには、タイプ、長さ、説明などの属性情報も表示されます。
ソースCSVファイルの作成
Sales and Fusion ServiceにインポートするデータをソースCSVファイルに含めます。
「インポート・オブジェクト」UIページで使用可能なテンプレートを使用して、ソースCSVファイルを作成できます。 テンプレートをダウンロードするには:
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に移動します。
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表の「営業リード」オブジェクトを選択して、「ダウンロード」をクリックします。
これで、ダウンロードされたファイルを編集し、必要な属性に有効な値を指定できます。
インポート・アクティビティの作成
CSVファイルの準備が完了したら、インポート・アクティビティを作成して営業リード情報をインポートします。 インポート・アクティビティを作成するには:
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に移動します。
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「インポートの管理」ページで「インポート・アクティビティの作成」をクリックします。
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「インポート・オプションの入力」ページで、インポート・アクティビティの名前を指定し、「オブジェクト」ドロップダウン・リストから「営業リード」を選択します。
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「ファイル名」フィールドでCSVファイルを選択し、「次」をクリックします。
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ソース属性とターゲット属性が「フィールドのマップ」ページに自動的にマップされていることがわかります。 必要に応じてマッピングをレビューおよび編集します。
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「データの検証」をクリックして、マップされていない列、またはデータ形式の問題があるかどうかについてファイルを確認します。 「次」をクリックします。
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「レビューおよび発行」ページでインポート詳細をレビューし、準備ができたら「発行」をクリックします。
インポート結果のレビュー
「インポートの管理」ページでインポートが成功したかどうかを確認します。 このページには、すべてのアクティブなインポート、完了したインポートおよび失敗したインポートのステータスが表示されます。 インポート・アクティビティのステータスをチェックするには:
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に移動します。
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「すべてのインポート」をクリックし、以前に作成したインポート・アクティビティを検索します。
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インポート・アクティビティの「ステータス」列をチェックします。 ステータスが「完了」と表示された場合、インポートは成功です。 インポート・アクティビティをドリルダウンして、インポート・アクティビティのステータス詳細を示す「インポート・ステータス」ページに移動できます。