報酬プランの構成のベスト・プラクティス

プランの構成方法は、計算やプラン・デプロイメントのパフォーマンスなど、ダウンストリーム・プロセスに影響する可能性があります。また、これらのプランに割り当てられた参加者に対して日常的な操作を実行する必要があるアナリストのメンテナンス作業にも影響する場合があります。

レポートは、プランの構成方法について考慮する必要がある重要な側面でもあります。プランは様々な方法で柔軟に構成できます。計算の最終結果は、プランの構成方法に関係なく同じになる場合がありますが、適切なプラン構成と不適切なプラン構成があります。

イベントごとまたは間隔ごとのプラン計算

トランザクションごとの支給を報告する必要がない場合、計算パフォーマンスを向上させるには、常に間隔ごとのインセンティブの計算を使用してプラン・コンポーネントを定義することを検討してください。トランザクションごとに支給を報告する必要がある場合は、イベントごとにプラン・コンポーネントを定義します。

パフォーマンス・メジャー数

多数のパフォーマンス・メジャーをコンポーネントに割り当てると、計算パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。計算では、これらのすべてのメジャーのメジャー結果を作成する必要があります。そのため、プラン・コンポーネント当たりのメジャー数は、必要なメジャーのみに制限されます。

パフォーマンス・メジャーに割り当てられたクレジット・カテゴリ

算式がトランザクション属性を参照する場合にのみ、パフォーマンス・メジャーにクレジット・カテゴリを割り当てます。算式(入力式または出力式)がトランザクション属性を参照していない場合、クレジット・カテゴリを割り当てる必要はありません。これにより、計算パフォーマンスが向上します。

複数のコンポーネントで使用される同じパフォーマンス・メジャー

パフォーマンス・メジャーへの変更を保存すると、その変更が検証されます。そのパフォーマンス・メジャーを使用するプランおよびプラン・コンポーネントも検証されます。多数のコンポーネントおよびプランに割り当てられているメジャーを保存すると、遅延が長くなります。

新規報酬年のプラン構成

プランに変更がない場合でも、新しい報酬年度の新規プランを作成します。これにより、現行年度の年度の途中で変更された場合、前年度の計画を誤って変更するリスクが回避されます。また、計画のデプロイメントなどの全体的なパフォーマンスが向上し、計画ドキュメントの使いやすさが向上します。報酬プラン・インポート・プロセスの管理を使用して、プランを1年から次の年にコピーし、最小限の労力で構成します。

汎用表示名フィールド

表示「名前」フィールドに、将来の年に適用するのに十分な汎用値を入力します。たとえば、プラン・コンポーネントはFY20 Green Server Commissionsです。 Green Server Commissionsという表示名を作成します。次に、計画をFY21にコピーすると、名前はFY21 Green Server Commissionsになります。ただし、表示名はGreen Server Commissionsのままであり、レポートは影響を受けません。

個人を識別可能な情報の保存

PIIデータはトランザクション表に格納しないことがベスト・プラクティスです。これは、一般データ保護規則のルールにとって特に重要です。