パフォーマンス・メジャーの概要
パフォーマンス・メジャーは、定義済の組織目標に対する参加者の進捗や達成を追跡するために使用されます。
次に、パフォーマンス・メジャーの基準とする例を示します。
-
量(金額や販売単位など)
このタイプのメジャーには、売上高、収益、市場シェアまたは利益を使用できます。
-
営業効果(販売された製品構成、顧客維持率、価格管理、受注サイズなど)
-
顧客効果(顧客満足度調査データやロイヤルティを含む)
-
リソース使用量(生産性やパートナー使用量を含む)
次の図に示すように、パフォーマンス・メジャーは目標、クレジット・カテゴリ、メジャー算式およびスコアカードで構成されます。 結果の達成は、式またはレート表への入力となります。

パフォーマンス・メジャーの作成と管理は、「報酬プラン」作業領域で行います。
目標
オプションで、参加者の達成の評価に使用する目標を定義できます。式では、達成の計算と同様、任意の目標数値(ターゲット、間隔ターゲット、期間ターゲットおよび間隔累計(ITD)ターゲット)を使用できます。 目標による管理(MBO)や、収益または数量のパーセンテージに基づいて支払を行う場合は、目標のないメジャーを使用します。 たとえば、すべての不動産や保険の、販売担当別の販売率。
クレジット・カテゴリ
パフォーマンス・メジャーでトランザクション、クレジット属性(マージンなど)または関係者属性を使用する場合は、適切なクレジット・カテゴリを関連付けます。 パフォーマンス・メジャーにクレジット・カテゴリを関連付ける際には、オプションで次の項目を設定できます。
-
クレジットの増加を指定するためのクレジット・ファクタ(第1四半期については125パーセントの達成を要求するなど)
-
トランザクション・タイプごとに異なる加重を指定するためのトランザクション・ファクタ(オーダーを達成の60パーセントとしてカウントし、請求額を40パーセントとしてカウントするなど)
メジャー算式で別のパフォーマンス・メジャーの出力を参照しているだけの場合は、パフォーマンス・メジャーにクレジット・カテゴリを関連付けないでください。 計算表内に不要なレコードが作成され、計算エラーが発生する可能性があります。 イベントごとのプラン・コンポーネントに複数のプロセス個別メジャーがある場合、それらのメジャーは同じクレジット・カテゴリを持つ必要があります。 イベントごとのプラン・コンポーネントに対するグループ別メジャーでは、異なるクレジット・カテゴリを持つことができます。 複数のメジャーがある間隔ごとのプラン・コンポーネントでは、異なるクレジット・カテゴリを持つことができます。
メジャーに1つ以上のクレジット・カテゴリを含める場合は、入力式またはメジャー出力式にトランザクションまたはクレジット属性を含める必要があります。 そのメジャー式にトランザクションまたはクレジット属性が含まれていない場合は、グループ化メジャーのクレジット・カテゴリを含める必要はありません。 たとえば、グループ化メジャーGBM1式が単に別のメジャーGBM2のITD出力(Measure.GBM2.ITD出力)を参照する場合、メジャーGBM1のクレジット・カテゴリを含める必要はありません。
メジャー算式
算式には、一連のクレジット・カテゴリの達成を計算するために使用される式が含まれます。 また、測定の期間(パフォーマンス間隔)も含まれます(月、四半期、年など)。
メジャー算式では、次のことを行います。
-
収益、販売ユニット、達成率、スコアなどの基準を使用して達成を指定します。
-
必要な場合は、レート表をスコアカードとして使用し、計算結果を参照してスコアやポイントに変換するかどうかを指定します。
スコアカード
スコアカードでは、達成計算に使用する報酬スコアを決定します(顧客満足度スコアを使用して賞与を計算するなど)。