メジャー算式出力をハードルとして使用した四半期利益の計算
この例では、1つのパフォーマンス・メジャーの出力をハードルとして使用して、ライセンス・セールスの四半期インセンティブ報酬利益を計算するプラン・コンポーネントの作成方法を示します。 参加者が報酬を受け取るには、ハードルとして機能しているメジャーの目標を達成する必要があります。
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インセンティブをドル金額として計算します。 この計算は、目標に対する参加者の四半期ライセンス達成に基づいています
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参加者がサービス・グループの取引クローズを支援した場合に、参加者の加速レートを提供します
また、参加者は次の目標を達成する必要があります。
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インセンティブ・レートが上がる前に、サービス収益の年次目標を達成する
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間隔(四半期)のサービス・ターゲット・インセンティブ(目標)の75パーセント以上を達成する
このシナリオでのプラン・コンポーネントの主な意思決定事項を次にまとめます。
検討する意思決定事項 |
この例での決定 |
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支払頻度 |
四半期 |
計算のタイプ |
間隔ベース |
必要なメジャー数とそれらの加重 |
2メジャー。ライセンス・メジャーの100パーセントの加重 |
リンクされるメジャーはあるか |
1つのメジャーがハードルとなる |
必要なレート表の数と、各表のディメンション数 |
レート表は1つ、ディメンションは2つ |
レートの適用方法 |
達成全体に対して1つのレートを使用する |
このシナリオでのパフォーマンス・メジャーの主な意思決定事項を次にまとめます。
検討する意思決定事項 |
この例での決定 |
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アプリケーションでのトランザクションの処理方法 |
間隔別にグループ化 |
単位 |
パーセント |
パフォーマンス間隔 |
四半期 |
計算に目標を使用するか |
Yes |
計算にスコアカードを使用するか |
No |
プラン・コンポーネントを作成するタスクの要約
「報酬プラン」作業領域で、まず部品を作成し、それらをプラン・コンポーネントに関連付けて、プラン・コンポーネントを作成します。
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目標達成式を作成します。
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目標達成レート表を作成します。
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2つのパフォーマンス・メジャー(1つはライセンス達成用、もう1つはサービス達成ハードル用)を作成し、それぞれのメジャー算式で達成式を関連付けます。
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2つのレート・ディメンション入力式と、1つの利益式を作成します。
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プラン・コンポーネントを作成し、先に作成した利益式、レート表およびレート・ディメンション入力式を関連付けます。
ステップで他の値が指定されていないかぎり、各フィールドにはデフォルト値を使用します。
目標達成式の作成
間隔目標達成を計算するための式を作成します。この式は、両方のパフォーマンス・メジャーのメジャー算式で使用されます。
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「式の管理」の「作成」をクリックします。
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式の名前を「Quarterly Quota Attainment」とします。
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「式の構成」セクションで、式SUM(Credit.Credit Amount / Measure.Interval Target)を作成します。
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属性で、 をクリックします。
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左カッコ(をクリックします。
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属性で、 をクリックします。
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スラッシュ/をクリックします。
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属性で、 をクリックします。
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右カッコ)をクリックします。
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「保存してクローズ」をクリックして、「式の管理」ページに戻ります。
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「完了」をクリックします。
レート表を作成します
目標達成を使用して、コミッション利益の計算時に適用するレートを特定するレート表を作成します。 このレート表は、後で作成するプラン・コンポーネントに関連付けます。
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「レート表の管理」の「作成」をクリックします。
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表の名前を「Quota Attainment Earnings」とします。
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指定されたライセンスとサービス目標達成に対するパーセンテージ・レートを決定する、2つのレート・ディメンションを作成します。
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「レート・ディメンション」セクション・ツールバーで、「作成」をクリックします。
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1つのディメンションの名前を「License Quota Attainment」とします。
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「タイプ」フィールドで、「パーセント」を選択します。
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段セクションで、各段の「自」値と「至」値を追加します。次に例を示します:
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ライセンス目標達成については、0 -- 30、30 --50、50 -- 75、75 -- 100および100 -- 9,999
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サービス目標達成については、0 -- 75と75 -- 999
ヒント: 最後の「至」値は、使用する可能性がある値よりも十分大きい値にしてください。 -
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「保存して別の作成」をクリックして、「Service Quota Attainment」という名前で2つ目のレート・ディメンションを作成します。
2つ目のレート・ディメンションを作成した後、「保存してクローズ」をクリックして「レート表の作成」ページに戻ります。
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ディメンションの両方が「レート・ディメンション」リージョンにそろっていない場合は、欠落しているディメンションを追加します。
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「レートの編集」をクリックします。
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次のように、段の交差のレートを編集します。
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ディメンション2の段1は、1,000、1,200、1,500、2,000および3,000
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ディメンション2の段2は、1,200、1,500、2,000、3,000および5,000など
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「保存してクローズ」をクリックして、「レート表の作成」ページに戻ります。
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「保存してクローズ」をクリックして、「レート表の管理」ページに戻ります。
パフォーマンス・メジャーの作成
2つのパフォーマンス・メジャーを作成します。
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1つは、先に作成した達成式を使用してライセンス間隔達成を決定するメジャーです
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もう1つは、サービス間隔達成を決定し、上位のレートへのハードルとして機能するメジャーです
1つ目のメジャーはガイド付プロセスを使用して作成し、2つ目のメジャーは1つ目のメジャーを複製して作成します。
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「パフォーマンス・メジャーの管理」の「作成」をクリックします。
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メジャーの名前を「License Interval Attainment」とします。
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「パフォーマンス間隔」フィールドで、「四半期」を選択します。
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「単位」フィールドで、「パーセント」を選択します。
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年の開始日と終了日を入力します。
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「次」をクリックして、「目標の定義」ページを開きます。
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「ターゲット」フィールドで、目標を入力します(100,000など)。
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ターゲット値が四半期間で同一でない場合は、値を手動で配分します。 その他の場合は、「均等に配分」をクリックします。
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「次」をクリックして、「クレジット・カテゴリの追加」ページを開きます。
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製品ライセンス・クレジット・カテゴリを追加します。
クレジット・カテゴリが存在しない場合は「作成」をクリックして作成し、メジャーに追加します。
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「次」をクリックして、「メジャー算式の定義」ページを開きます。
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「トランザクションの処理」フィールドで、「間隔別にグループ化」を選択します。
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「式名」フィールドで、間隔目標達成を計算する式「Quarterly Quota Attainment」を検索し、選択します。
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「保存してクローズ」をクリックして、「パフォーマンス・メジャーの管理」ページに戻ります。
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2つ目のパフォーマンス・メジャーを作成します。
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先ほど作成したライセンス・メジャー「License Interval Attainment」を検索し、選択します。
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「検索結果」セクション・ツールバーで、「複製」をクリックします。
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名前、表示名および説明を編集します。 名前を「Service Interval Attainment」とします。
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変更内容を保存します。
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「目標」タブで、ターゲットを編集します。
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「クレジット・カテゴリ」タブをクリックします。
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既存のライセンス・クレジット・カテゴリを削除します。
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サービス・クレジット・カテゴリを追加します。
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「保存してクローズ」をクリックして、「パフォーマンス・メジャーの管理」ページに戻ります。
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「完了」をクリックします。
レート・ディメンション入力式と利益式の作成
この表に示す3つの式を作成します。
式のタイプ |
目的 |
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ライセンス・レート・ディメンション入力 |
ライセンス間隔収益達成を計算します。 |
サービス・レート・ディメンション入力 |
サービス間隔収益達成を計算します。 |
利益 |
製品目標達成に基づいて、賞与金額を計算します。 |
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「式の管理」の「作成」をクリックします。
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最初の式の名前を「License Interval Revenue」とします。
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「式の構成」セクションで、レート・ディメンション入力式Measure result.License Interval Attainment.ITD Output AchievedおよびMeasure result.Service Interval Attainment.ITD Output Achievedと、利益式Rate Table Rateを作成します。
ライセンス・レート・ディメンション入力
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「ユーザー定義オブジェクト」メニューで、「メジャー結果」を選択します。
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「メジャー」フィールドで、ライセンス・パフォーマンス・メジャー「License Interval Attainment」を選択します。
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「ITD Output Achieved」を選択します。
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「式に追加」をクリックします。
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「保存して別の作成」をクリックします。
サービス・レート・ディメンション入力
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式の名前を「Service Interval Revenue」とします。
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「ユーザー定義オブジェクト」メニューで、「メジャー結果」を選択します。
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「メジャー」フィールドで、サービス・パフォーマンス・メジャー「Service Interval Attainment」を選択します。
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「ITD Output Achieved」を選択します。
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「式に追加」をクリックします。
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「保存して別の作成」をクリックします。
利益
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式の名前を「Quota Attainment Earnings」とします。
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「属性」メニューで、「レート表レート」を選択します。
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「式に追加」をクリックします。
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「保存してクローズ」をクリックします
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「完了」をクリックします。
プラン・コンポーネントの作成
ライセンス達成を使用して利益を計算する賞与プラン・コンポーネントを作成します。
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「プラン・コンポーネントの管理」の「作成」をクリックします。
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コンポーネントの名前を「License and Service Bonus」とします。
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年の開始日と終了日を入力します。
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「インセンティブの計算」フィールドで、「間隔ごと」を選択します。
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「インセンティブ・タイプ」フィールドで、「ボーナス」を選択します。
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「次」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: パフォーマンス・メジャーの追加」ページを開きます。
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次の表のように、パフォーマンス・メジャーを追加します。
メジャー
加重パーセンテージ
利益基準
License Interval Attainment
100
Yes
Service Interval Attainment
0
No
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「次」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: インセンティブ算式の定義」ページを開きます。
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次の表のように、各フィールドに値を入力します。
フィールド
値
支払頻度
四半期
式名
ライセンス目標達成に基づいて賞与金額を計算する利益式「License Interval Revenue」を検索し、選択します。
間接クレジットを含める
すべて
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「次」をクリックして、「プラン・コンポーネントの作成: レート表の追加」ページを開きます。
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「レート表パラメータ」セクションのレート表ディメンション・フィールドに、2と入力します。
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「レート表」セクションで、行を追加します。
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「名前」フィールドで、コミッション利益の計算時に目標達成を使用して適用するレートを特定するレート表「Quota Attainment Earnings」を検索し、選択します。
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「レート・ディメンション入力」セクションの「ライセンス」行の「式名」フィールドで、ライセンスの間隔収益達成を計算する式「License Interval Revenue」を検索し、選択します。
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「レート・ディメンション入力」セクションの「ライセンス」行の「式名」フィールドで、サービスの間隔収益達成を計算する式「Service Interval Revenue」を検索し、選択します。
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「保存してクローズ」をクリックします