クレジットによるクレジット階層の積上方法
積上クレジット処理を有効化した場合は、クレジット階層を使用するように指定できます。 2つのクレジット受領者設定(「親に積上」と「積上の集計」)を使用して、直接クレジット・ルール階層内で積上クレジット処理を管理できます。
直接クレジット・ルール階層の作成と管理は、参加者割当作業領域で行います。 次の積上パラメータを設定します。
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積上クレジット処理を有効化して、クレジット階層を使用するように指定する
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積上時のトランザクションの集計を有効化する
親に積上
クレジット受領者として関連付けた各参加者について、すべての直接クレジットをルール階層内の親に積み上げるかどうかを指定します。
積上の集計
「親に積上」を選択した各クレジット受領者については、積上を集計するかどうかも指定します。 積上トランザクションを集計すると、処理されるトランザクションの数が大幅に減り、パフォーマンスがかなり改善します。
積上を集計するシナリオ
このシナリオは、次の2つのセクションで尋ねられる質問への回答の基盤となるものです。 クレジット階層には、5人のベース参加者を持つ5つのレベルがあり、すべてが同じマネージャ・セットに積み上げられます。 5人のクレジット受領者のそれぞれに10件のクレジット・トランザクションがある場合、クレジット処理プロセスでは50件のクレジット・トランザクションが生成されます。
積上を集計しない場合はどうなりますか。
クレジット処理と積上の後には、250件のクレジット・トランザクションが存在します(5人のクレジット受領者×10件のクレジット・トランザクション×5つの積上レベル)。 クレジット処理プロセスと積上プロセスでは、積上階層内のすべてのリソースにベース・トランザクションが複製されます。
積上を集計する場合はどうなりますか。
積上の後には、25件の集計済クレジット・トランザクション(5件の集計済クレジット・トランザクション×5つの積上レベル)と、250件ではなく75件のクレジット・トランザクションが存在します。
積上プロセスでは、次の操作が実行されます。
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各参加者のクレジット・トランザクションを集計します
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5つの集計クレジットを積上に使用します(各クレジット受領者に1つずつ)