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クレジット処理および積上のパラメータ

設定および保守作業領域のパラメータの管理タスクを使用して設定したパラメータは、クレジット処理と積上のプロセスが実行されるかどうかや、それらがいつ実行されるかに影響します。 これらのパラメータは、実装の一部として設定するアプリケーションレベルのパラメータです。

これらの選択によって、どのクレジット・ルール階層を使用するかや、積上時にトランザクションを集計するかどうかも決定されます。 ルール階層とルールの作成と管理は、参加者割当作業領域で行います。

ヒント: 実装後は、会計期間の途中でこれらのパラメータを変更しないでください。 変更により、期間の開始からのプロセスの再実行が必要になる場合があります。 トランザクションがないことが確実な場合は、期間が終わるまで待つようにしてください。

直接または積上クレジットの有効化

ユーザーは、直接クレジット処理と積上クレジット処理の両方を有効化するか、それとも2つプロセスのいずれか1つのみを有効化するかを指定できます。 次の表は、1つのプロセスのみを有効にした場合の、予期される処理とアクションについて説明したものです。

有効化されるプロセス

予期される処理とアクション

直接クレジット処理のみ

ルールの資格取得基準に一致する、直接、間接および積上クレジット・トランザクションを生成するように、クレジット・ルールを設定します。

積上クレジット処理のみ

トランザクションのクレジット受領者、クレジット金額およびクレジット分割データを含める必要があります。 その後、収集プロセスによってそれらのトランザクションが検証され、クレジット・トランザクションとしてロードされます。 積上プロセスは、収集されたクレジット・トランザクションを使用して実行されます。

直接クレジット受領者は、積上階層の最下位レベルのルールに含めます。

トランザクションのプロセス・コードを設定して、そのトランザクションのクレジット処理プロセスと積上プロセスの結果を上書きできます。 収集されるトランザクションには、クレジット受領者、クレジット金額、分割率および収益タイプが含まれている必要があります。 上書きには次のステップが必要です。

  • ソース・トランザクションで、関連するプロセス・コードを指定します

    有効なプロセス・コードの詳細は、「分類、クレジット処理および積上の処理コードの上書き方法」のトピックを参照してください。

  • 収集プロセスとクレジット処理プロセスを実行して、クレジット・トランザクションが後続の処理用にピックアップされるようにします。

使用する積上階層

積上クレジット処理を有効にした場合は、さらに2つのパラメータを設定する必要があります。

  • 積上クレジットの作成にどの階層を使用するか

  • 積上時にトランザクションを集計するかどうか

これらの階層を積上処理に使用できます。

積上階層オプション

説明

クレジット階層

直接クレジット・ルールに関連付けられた直接クレジット受領者である参加者を使用して、クレジット階層内で積上階層を管理します。 親ポジション内の参加者は、直接クレジット・ルールで親に積上が選択された、下位ポジション内の直接クレジット受領者のクレジットをすべて自動的に受け取ります。

積上階層

親ポジション内の参加者は、その監督下にある下位ポジション内の参加者のクレジットをすべて自動的に受け取ります。

両方

クレジット階層と積上階層の両方を使用して、積上クレジットを決定します。

トランザクションの集計

積上時にトランザクションを集計する場合、会社固有の条件に基づいて集計を行うかどうかも指定できます。

積上時にトランザクションを集計するように選択できます。 会社固有の基準を使用して集計する場合、プロシージャを変更して、デフォルトの要約プロセスを独自のプロセスに置き換える必要があります。 この表は、変更できるプロシージャを示しています。

選択した積上階層

変更するプロシージャ

クレジット階層

CN_TP_CUSTOM_SUMMARIZE_CREDITS.summarize_credits_with_rule

積上階層

CN_TP_CUSTOM_SUMMARIZE_CREDITS.summarize_credits_without_rule

プロシージャを変更するには、次のステップを実行します。

  1. コードを作成します。

  2. Incentive Compensation製品開発チームにコードのレビューを依頼するためのサービス要求を作成します。

  3. 開発チームにパッケージを更新してもらうためのコラボレーション・サービス要求を作成します。

  4. 「パラメータの管理」ページに積上プロシージャの名前を入力します。

パラメータ設定の使用事例

使用する設定の組合せを把握しやすくするために、このユースケースのリストをレビューして、現在の状況に一致するものを見つけてください。 次の表は、各ユースケースのパラメータの設定方法を示しています。

ユース・ケース

直接クレジット処理を有効化する

積上クレジット処理を有効化する

使用する積上階層

クレジット・トランザクションを別のソース(売掛管理など)から収集する。

No

Yes

積上階層

クレジット・トランザクションを別のソースから収集し、インセンティブ報酬内でクレジット・トランザクションを作成する

Yes

Yes

クレジット階層または両方

直接クレジット・ルールを使用して直接クレジット・トランザクションを作成する。

Yes

No

該当なし

レポート体系を使用せずに直接クレジットと間接クレジットを作成する。

Yes

No

該当なし

クレジット・トランザクションを別のソースから収集する。 インセンティブ報酬内で、収集されたクレジット・トランザクションを使用して、積上およびチーム・クレジット・トランザクションを作成します。

No

Yes

積上階層

インセンティブ報酬の直接クレジット・ルールと積上クレジット・ルールを使用して、クレジット・トランザクションを作成する。

このオプションを使用すると、どの直接クレジット分割を階層に積み上げるかを、より高度に制御できます。

Yes

Yes

クレジット階層

クレジット受領者を含むトランザクションを収集する。 また、レポート体系を使用せず、すべてのチームメンバーが相互の売上に基づいて同じ達成を受け取る、チーム・クレジットも作成する。

No

チーム用のパラメータ設定がないので、チーム・クレジット・ルールを使用します。

No

該当なし

クレジット・ルールを使用して直接クレジット・トランザクションを作成する。 また、レポート体系を使用せず、すべてのチームメンバーが相互の売上に基づいて同じ達成を受け取る、チーム・クレジットも作成する。

Yes

チーム用のパラメータ設定がないので、チーム・クレジット・ルールを使用します。

No

該当なし

クレジット・ルールを使用して直接クレジット・トランザクションを作成する。 クレジット階層を使用して積上クレジット・トランザクションを作成する。 場合によっては、積上ルール階層を使用して上書きを作成する。

この設定はきわめて異例であり、重複積上の回避が複雑です。

Yes

Yes

両方