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資格取得基準とルール階層の連携の仕組み

分類および直接クレジット・ルールの階層は、資格取得基準を含むルールによって構成されます。 階層と資格取得基準が連携的に機能することで、トランザクションが分類とクレジット処理用に照合されます。

分類では、適合するトランザクションにクレジット・カテゴリが追加され、クレジット処理では、適合するトランザクションに基づいて、指定されたクレジット受領者や関係者に対するクレジット・トランザクションが生成されます。 参加者ロール割当ルールでは、参加者詳細属性に応じて、参加者に割り当てる適格なロールが特定されます。

資格取得基準

次の表は、分類、直接クレジットまたは参加者ロール割当ルールが、属性と値で構成された資格取得基準を使用して、適合するトランザクションやロールをどのように特定するかを示したものです。

照合基準

説明

例1

例2

資格取得属性

クレジット処理に対して有効化された表列の選択肢リスト。 実際のリスト値は、有効化された各表列のユーザー定義名です。

属性はANDロジックを使用して関連付けられます。

パフォーマンス

トランザクション・タイプ

資格取得属性値

属性表列に格納されたデータ値。 選択した属性に応じて、選択肢リストから値を追加するか、値を手動で入力します。

属性値はORロジックを使用して関連付けられます。

パフォーマンス値を手動で入力します(4.25など)

1つ以上のトランザクション・タイプ値を追加します(予測請求書など)

「設定および保守」作業領域、営業オファリングおよび「インセンティブ」機能領域の表および列の構成タスクを使用すると、分類ルールと直接クレジット・ルールの資格取得基準属性として使用する表列を有効化できます。 有効化した列は資格取得基準選択リストに表示されます。 また、独自のクオリファイアを定義することもできます。

ルール階層

階層内にルールを作成することで、基準の継承を容易にし、ルールの保守作業を軽減することができます。

  • 親に対しては、共通の属性を1回割り当てます。

  • 下位ルールに対しては、より詳細な属性を割り当てます。

たとえば、複数のビジネス・ユニットのすべてのトランザクション・データを区分化するには、ビジネス・ユニットを階層の最上位レベルの資格取得基準として追加します。 ビジネス・ユニットが階層の最上位の資格取得基準でない場合、すべてのビジネス・ユニットからのトランザクションが処理されます。 下位ルールでは、「状態」や「トランザクション・タイプ」などの資格取得基準を指定します。

ヒント: ルールの資格取得基準のすべてを表示できます。これには、「直接クレジット・ルールの管理」または「参加者割当ルールの管理」のルール階層リージョン内の親から継承した基準も含まれます。

各階層ルールの資格取得基準はANDロジックによって各下位ルールの基準と関連付けられ、それによって包括的な照合基準が形成されます。

資格取得基準とルール階層の例

次のチャートは、あるビジネス・ユニット内にある2つの部門の顧客に対するERP販売について、部分的なルール階層とルールの資格取得基準を示したものです。

ルール階層の下の層に進むにつれて、照合基準がどのように変わっていくかを次に示します。

  1. Business Unit = EMEA and Customer = BriTeleco or Deutsche HSBC or Zellweger and Industry = Telecommunications and Product Category = ERP Software or ERP 1st Year Support

  2. Business Unit = EMEA and Customer = BriTeleco or Deutsche HSBC or Zellweger and Industry = Financial Services and Product Category = ERP Software or ERP 1st Year Support

部分図: 3層のルール階層と各ルール資格取得基準