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参加者利益の計算方法

計算プロセスでは、分類済クレジット・トランザクションと、有効なインセンティブ報酬プランおよびプラン・コンポーネントを使用して、関係者利益トランザクションが計算されます。

参加者利益トランザクションに影響する設定

報酬プラン構成(利益を補正するかどうかや、インセンティブをイベントごとまたは間隔単位で計算するかどうかなど)は、計算処理に影響します。 報酬プラン(プラン・コンポーネントとパフォーマンス・メジャーを含む)の構成は、「報酬プラン」作業領域で行います。 クレジットおよび利益作業領域で計算要求を作成する際に設定するパラメータと、トランザクション・ステータスは、処理時に使用される分類済クレジット・トランザクションを制約します。

参加者利益の計算方法

計算プロセスは、2つのフェーズ(適格性と計算)で構成されます。 適格性フェーズを開始する前に、変更イベント・ログ内の、次の値がある各エントリが更新されます。

  • ステータスが未完了

  • スケジュール済プロセスIDがある

このプロセスは、対応するスケジュール済プロセスIDがある、未完了のログ・レコードに対してのみ実行されます。今回の実行時に加えられた変更は対象となりません。

適格性フェーズ

適格性フェーズでは、次の処理が実行されます。

  1. 指定された日付範囲に一致し、選択された参加者の1人をクレジット受領者に持つ、すべてのクレジット・トランザクションを特定します

    トランザクション日と参加者が適格
  2. トランザクション・クレジット・カテゴリに基づいて、各トランザクションのプラン、プラン・コンポーネントおよびパフォーマンス・メジャーにデータを入力します

    適格性フェーズでは、分類ルール階層を使用して間接一致が検索されます。 メジャーに親レベルのクレジット・カテゴリがある場合、そのメジャーはトランザクションに対して適格となります。

  3. 「間接クレジットを含める」属性を参照して、適格なプラン・コンポーネントを特定します

  4. トランザクション・ステータスを次のいずれかの値に設定します。

    • トランザクションにデータを入力した場合は、「適格」

    • トランザクションにデータを入力できなかった場合は、「不適格」

適格性フェーズでは、適格性フェーズをスキップするように選択したトランザクションについては、プラン・コンポーネントとメジャーは識別されません。 ユーザーがプラン・コンポーネント名を指定するものと見なされます。

計算フェーズ

計算フェーズでは、すべての適格なトランザクションについて、メジャー達成とプラン・コンポーネント利益が計算されます。 このフェーズでは、各利益トランザクションについて、中間計算結果と最終計算結果が保存されます(算式出力、達成または利益、達成度の入力、レートとレート段など)。 これらの情報は、トランザクションと支払間の監査や、レポート用途に不可欠です。

計算フェーズでは、次の処理が実行されます。

  • 計算をスキップのステータスを持つトランザクションを無視し、ユーザーがすでにコミッション属性を入力したものと見なします

  • 式でトランザクション・ファクタが使用されていて、トランザクション・タイプのファクタがクレジット・カテゴリ用に利用可能でない場合は、トランザクション・ファクタが100パーセントであると見なします

  • クレジットおよび利益ファクタが式で使用されている場合は、指定された日付範囲からそれらを取得します

    値が日付範囲に対して利用可能でない場合、計算ではそれらが100パーセントであると見なされます。

  • 式で、目標ターゲット値、レート表レート、利益およびクレジット・ファクタ、ターゲット・インセンティブが使用されている場合は、参加者の個別設定値を使用します

    それらが利用可能でない場合は、関連するプラン・オブジェクトのデフォルト値が使用されます。

  • プラン・コンポーネントの「補正」チェック・ボックスを評価します

    オンの場合は、前の利益(現在のトランザクションに対して計算された利益に含まれていたもの)が自動的に減算されます。

  • プラン・コンポーネント連番を使用して、相互依存プラン・コンポーネントを正しく計算します

  • 失敗したトランザクションについて、トランザクション・ステータスを「計算失敗」に設定します

次の表に示すのは、インセンティブの計算の選択に基づいて、計算フェーズがプラン・コンポーネントに対して実行するアクションの一覧です。

インセンティブの計算の選択

計算フェーズのアクション

イベントごと

  1. インセンティブ算式に対し、個別タイプのメジャーと同じクレジット・カテゴリを設定します

    プラン・コンポーネントに個別に関連付けられたトランザクションを評価するすべてのプラン・コンポーネント・メジャーは、同じクレジット・カテゴリを持つ必要があります。 グループ化されたトランザクションを評価するプラン・コンポーネント・メジャーは、異なるクレジット・カテゴリを持つことができます。

  2. プラン・コンポーネントの個別メジャーと同じクレジット・カテゴリで、クレジット・トランザクションの利益トランザクションを作成します

間隔ごと

  1. 間隔の入力値と出力値を持ったグループ化トランザクションを評価する、要約レコード・メジャーを作成します

  2. 間隔金額がある支払頻度(利益間隔)の終了時に、利益表内にレコードを作成します

    支払モジュールでは、このレコードが支払処理用に使用されます。

計算では、利益トランザクションとクレジット・トランザクションの間の直接リンクは保持されません。 かわりに、「利益基準」の選択を使用してメジャーを編集し、それらをプラン・コンポーネントに関連付けます。

アプリケーションでは、次のロジックを使用して利益レコードとクレジット・レコードがリンクされます。

  1. 利益レコードからプラン・コンポーネントを取得します。

  2. 「利益基準」が「はい」に設定されたすべてのプラン・コンポーネント・メジャーを取得します。

  3. メジャーに関連付けられたすべてのクレジット・トランザクションをリストします。

  4. 間隔ごとのプラン・コンポーネントを計算します。

    算式間隔が(たとえば)四半期であっても、各期間の達成が計算されます。 間隔利益は、最後の期間の終了時に計算されます。

計算処理が完了すると、すべてのログ・レコードが、対応するコンカレント要求IDで更新され、ステータスが「完了」に更新されます。