機械翻訳について

実装プロジェクトを使用した設定の管理方法

実装プロジェクトは、Fusion Applicationsの実装に使用する設定タスクのリストです。

この方法では、実装プロジェクトを作成して設定タスクのリストを生成し、設定データの管理に責任を負う様々なユーザーにタスクを割り当て、設定タスクが完了するまで進捗をモニターします。

設定のデフォルトのベスト・プラクティスを変更する場合や、設定データの管理職責を幅広いユーザー・グループに割り当て、それらのユーザーの進捗をモニターして、設定をプロジェクトとして管理する場合は、この方法が最適です。

タスク・リストの生成

実装プロジェクトを作成する際には、通常、使用可能なオファリングの1つを選択してタスクの初期リストを生成します。 複数のオファリングの使用を計画している場合は、各オファリング用に別個の実装プロジェクトを作成します。 オファリングを選択するとそのコアな機能領域が自動的に選択されますが、使用可能なオファリングのオプションの機能領域のすべてまたは一部を選択することも、どの機能領域も選択しないこともできます。

ノート: 複数のオファリングを使用して作成した実装プロジェクトは、設定データのエクスポートおよびインポートには使用できません。 エクスポートおよびインポートのプロセスは失敗します。

選択したオファリングと機能領域をテンプレートとして使用して、実装プロジェクト用のタスク・リスト階層が生成されます。 このタスク・リスト階層には、選択済オファリングおよび機能領域にその時点で関連付けられたタスクや、使用可能なそれらの依存機能が含まれます。

このタスク・リスト階層内のタスクは、それらが表す設定データの前提条件および依存要件に従って編成されます。 前提条件となるデータがないことで発生するエラーを回避するために、設定データはタスクと同じ順序で入力することをお薦めします。

タスク・リストの変更

必要な場合は、タスクを追加、削除または順序変更して、実装プロジェクトのタスク・リスト階層を変更することが可能です。 タスク・リスト階層を変更する場合は、データの依存関係の要件を考慮し、それらを維持する必要があります。 そうしないと、ユーザーがその実装プロジェクトを使用して、設定データの入力や、別の環境への設定データのエクスポートおよびインポートを試みた時に、エラーが発生します。

ノート: 作成後、実装プロジェクトはその作成に使用されたオファリングおよび機能領域との関係を失います。 そのため実装プロジェクトの作成後に、オファリングの機能領域のオプト・イン構成を変更したり、関連付けられているタスク・リストを変更したりするなどしてタスク・リスト階層を変更することはできません。

実装プロジェクトのタスク・リストに加えた変更は、その実装プロジェクトにのみ適用され、同様のタスク・リストを持つ別のプロジェクトには影響しません。

タスク・リストに加えた変更は、リスト内のタスクが表す設定データには影響しません。 設定データの入力後はそのソースを識別できません。たとえば、データの入力または更新に使用された実装プロジェクトやその他の方法を識別できなくなります。 同様に、実装プロジェクトからタスクを削除した場合、適切なユーザー・インタフェースを使用してデータを明示的に削除しないかぎり、そのタスクを使用して入力した設定データは環境内に引き続き存在します。

設定タスクの割当

実装プロジェクトのタスクを、それらのタスクが表す設定データの管理職責を担うユーザーに割り当てることができます。 通常、各設定タスクは単一のユーザーに割り当てられます。 しかし、実装プロジェクトで必要とされる場合は、複数のユーザーに同じタスクを割り当てることもできます。 各ユーザーが、同じタスクに割り当てられた他のユーザーから独立して、タスクの実行と設定データの管理を柔軟に行うことが可能です。

割当済タスクの完了期日を指定すると、タスク割当の進捗のモニターや、実装プロジェクト全体の進捗のモニターに役立ちます。 1つのタスクに複数のユーザーを割り当てる場合、各ユーザーに同じ期日を割り当てることも、ユーザーごとに異なる期日を割り当てることもできます。

いつでも、別のユーザーにタスクを再割当したり、新しい期日を指定したりできます。

ノート: ユーザーにタスク・リストを割り当てると、タスク・リストに含まれているすべてのタスクがそのユーザーに割り当てられます。