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レポートを使用した購買オーダーEメール承認通知の構成

この例では、Oracle Analytics Publisherレポートを使用して、購買オーダー承認ビジネス・プロセスのワークフローEメール通知を構成する方法を示します。

通知に使用されるRTFテンプレートを編集するには、Microsoft Wordを使用します。 Oracle Analytics Publisherテンプレートを変更できるのは、BI管理者ロールがある場合のみです。

このシナリオでは、購買オーダー承認者がサプライヤへのノートを表示します。

次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

検討事項	この例
どのレポート、データ・モデルおよびレイアウト・テンプレートを更新しますか。	購買オーダー承認用のEメール通知を更新する場合は次のとおりです。 購買オーダー通知レポート 購買オーダー通知データ・モデル 購買オーダー承認レイアウト
プロンプトおよびヘッダーをレイアウト・テンプレートに追加しますか。	いいえ。この例ではしません。
データ・モデル属性をレイアウト・テンプレートに追加しますか。	はい(「サプライヤへのノート」属性)。
RTFテンプレートにどの言語を使用しますか。	英語(アメリカ合衆国)。

タスクの概要

次を実行することで、属性を追加するための購買オーダーEメール承認通知を構成します。

1. データ・モデルに属性を追加します。

2. データ・モデルXMLファイルをエクスポートします。

3. レポート・レイアウト・テンプレートをダウンロードします。

4. テンプレートにデータ・モデル属性を追加します。

5. 変更したレポート・レイアウトをOracle Analytics Publisherカタログにアップロードします。

前提条件

1. http://www.oracle.com/technetwork/middleware/bi-publisher/downloads/index.htmlからOracle BI Publisher Desktopをダウンロードしてインストールします。

2. Microsoft Wordを使用してレイアウト・テンプレートを編集する場合、Template Builder for Wordをダウンロードしてインストールします。 Template Builder for Wordをダウンロード、インストールおよび設定するには、「BIパブリッシャ11g Template Builder for Wordを使用したRTFテンプレートの作成」(http://www.oracle.com/webfolder/technetwork/tutorials/obe/fmw/bi/bip/tb4word/tbwordbip.htm)を参照してください。

3. 構成したテンプレートをプレビューするには、独自のレポート・レイアウト・テンプレートに適用するサブテンプレートのローカル・コピーをダウンロードします。

   • BI管理者ロールを使用してOracle Analytics Publisherサーバーにサインインし、Oracle Business Intelligenceホームページを開きます。

   • 「カタログ」をクリックします。

   • BIカタログで、事前定義済サブテンプレートの「共有フォルダ」→共通コンテンツ→「テンプレート」に移動します。

   • ワークフロー通知サブテンプレートの「詳細」をクリックします。

   • 「ダウンロード」オプションをクリックします。

   • サブテンプレート・ファイルをコンピュータに保存します。

データ・モデルへの属性の追加

このタスクでは、「サプライヤへのノート」属性をデータ・モデルに追加します。

1. BI管理者ロールを使用してOracle Analytics Publisherサーバーにサインインし、Oracle Business Intelligenceホームページを開きます。

2. 「カタログ」をクリックします。

3. 「カタログ」ページの「フォルダ」セクションで、「共有フォルダ」→「調達」→「購買」を展開し、「データ・モデル」を選択して右ペインにデータ・モデルを表示します。

4. 「購買オーダー通知データ・モデル」で、「詳細」→「コピー」の順にクリックします。

5. 「フォルダ」セクションで、「共有フォルダ」→「カスタム」→「調達」→「購買」を展開します。

6. リソースのペーストアイコンをクリックします。

7. 「購買オーダー通知データ・モデル」で、「編集」をクリックします。

8. 「PurchasingNotificationDM」ページの「データ・モデル」セクションで、「PurchaseOrderDraftLineDataSet」を選択します。

9. 「図」タブで、選択したデータ・セットの編集アイコンをクリックします。

10. データ・セットの編集ダイアログのSQLクエリで、「カテゴリID」の行の後に行を追加し、Line.NOTE_TO_VENDOR AS NoteToSupplierと入力します。

11. 「OK」をクリックします。

データ・モデルXMLファイルのエクスポート

このタスクでは、通知用に事前定義されたデータ・モデル属性を含むXMLファイルをエクスポートします。 このタスクを実行して、変更したテンプレートのプレビューを有効にします。 このタスクは、データ・モデル属性をテンプレートに追加するためにも必要です。

1. BI管理者ロールを使用してOracle Analytics Publisherサーバーにサインインし、Oracle Business Intelligenceホームページを開きます。

2. 「カタログ」をクリックします。

3. 「カタログ」ページの「フォルダ」セクションで、「共有フォルダ」→「カスタム」→「調達」→「購買」を展開して、右ペインにデータ・モデルを表示します。

4. 「購買オーダー通知データ・モデル」で、「編集」をクリックして「PurchasingNotificationDM」ページの「図」タブを開きます。

   ノート: すべてのデータ・セットに、出力XMLデータ内の未定義の値を持つ要求された要素が含まれるようにするには、次の手順を実行します。
   ノート: データ・モデル属性をテンプレートに追加するには、ステップ5と6を実行します。 そうしない場合、ステップ7に進みます。

5. 「データ」タブをクリックします。

6. 既存の購買オーダーに次のキー属性の値を入力します。 キー属性を使用すると、すべての購買オーダー属性を取得できます。

   • 文書番号

   • 販売先法的エンティティ

   • 変更オーダー番号

7. 「表示」をクリックして、レポートのサンプル・データおよび使用可能なすべての属性を表示します。 「サプライヤへのノート」属性がリストにあることを確認します。

8. 「エクスポート」をクリックします。

9. PurchasingNotificationDMのオープン・ダイアログ・ボックスで、ファイルの保存を選択し、「OK」をクリックします。

10. PurchasingNotificationDM_.xmlファイルをローカル・ドライブに保存します。

レポート・レイアウト・テンプレートのダウンロード

このタスクでは、「カスタム」フォルダにレポート・レイアウト・テンプレートのコピーを作成し、テンプレートのコピーをローカル・ドライブにダウンロードして変更します。

1. BI管理者ロールを使用してOracle Analytics Publisherサーバーにサインインし、Oracle Business Intelligenceホームページを開きます。

2. 「カタログ」をクリックします。

3. 「カタログ」ページの「フォルダ」セクションで、「共有フォルダ」→「調達」→「購買」を展開して、右ペインにテンプレートを表示します。

4. 「購買オーダー通知レポート」で「詳細」をクリックし、「カスタマイズ」を選択します。 「購買オーダー通知レポート」のコピーは、「カスタム」フォルダに自動的に作成されます。

5. 「カタログ」ページの「フォルダ」セクションで、「共有フォルダ」→「カスタム」→「調達」→「購買」を展開します。

6. 「購買オーダー通知レポート」で、「編集」をクリックします。

7. 「購買オーダー通知レポート」ページで、「データ・モデル」の横にあるデータ・モデルの選択アイコンをクリックします。

8. データ・モデルの選択ダイアログで、「カスタム」→「調達」→「購買」を展開します。

9. 「購買オーダー通知データ・モデル」を選択し、「オープン」をクリックします。

10. 「購買オーダー承認通知レイアウト」で、「編集」をクリックします。

11. PurchaseOrderApprovalNotificationLayout.rtfのオープン・ダイアログのボックスで、ファイルの保存を選択し、「OK」 をクリックしてローカル・ドライブに文書を保存します。 テンプレートをUpdatedPurchaseOrderApprovalNotificationLayout.rtfという名前で保存し、元のテンプレートと区別します。

テンプレートへのデータ・モデル属性の追加

購買オーダー承認Eメール通知を変更するには、Microsoft WordでRTFレポート・レイアウト・テンプレートのローカル・コピーを編集します。 このタスクでは、「サプライヤへのノート」データ・モデル属性をレポート・テンプレートに追加します。

ノート: 正確なステップはMicrosoft Wordのバージョンによって異なる場合があります。

1. ローカル・ドライブで、Template BuilderがインストールされているMicrosoft WordでUpdatedPurchaseOrderNotification.rtfテンプレートを開きます。

2. 「BIパブリッシャ」タブを選択します。

3. 「データのロード」セクションで、「サンプルXML」をクリックします。

4. 表示される「XMLデータ」を選択するダイアログ・ボックスで、データ・モデルXMLファイルのエクスポート・タスクで保存したPurchasingNotificationDM_.xmlファイルを参照して開きます。 次に、「オープン」をクリックします。

5. データは正常にロードされましたのダイアログ・ボックスボックスで、「OK」をクリックします。

6. 通知の「TSRHLines」セクションにスクロールします。

7. C UnitPriceEC行の後にカーソルを置き、[Enter]キーを押します。

8. 新しい行で「サプライヤへのノート」を入力し、入力したテキストの末尾にカーソルを置きます。

9. 「BIパブリッシャ」タブの「挿入」セクションで、123フィールドボタンをクリックします。

10. 「フィールド」ダイアログ・ボックスで、「NoteToSupplier」属性を見つけて選択します。

11. 「挿入」をクリックします。

12. 「閉じる」 をクリックして、UpdatedPurchaseOrderNotification.rtfテンプレートに戻ります。

13. 文書を保存して閉じます。

14. ビジネス・インテリジェンス(BI)カタログにRTFファイルをアップロードする前に、変更が加えられた出力をプレビューする必要があります。 ユーザーに送信されるEメールにエラーが表示される破損したレポートのアップロードを避けることができます。

15. 変更したレポート・レイアウトのBIパブリッシャ・カタログへのアップロード・タスクに進みます。

Oracle BI Publisherカタログへの変更したレポート・レイアウトのアップロード

変更されたレポート・レイアウトを通知に使用するには、このタスクを実行する必要があります。

1. BI管理者ロールを使用してOracle Analytics Publisherサーバーにサインインし、Oracle Business Intelligenceホームページを開きます。

2. 「カタログ」をクリックします

3. 「カタログ」ページの「フォルダ」セクションで、「共有フォルダ」→「カスタム」→「調達」→「購買」を展開します。

4. 「購買オーダー通知レポート」で、「編集」をクリックします。

5. 「購買オーダー通知レポート」ページのページの右側で、「新規レイアウトの追加」をクリックし、「レイアウトの作成」セクションおよび「レイアウトのアップロードまたは生成」セクションを使用してページを開きます。

6. 「レイアウトのアップロードまたは生成」セクションで、「アップロード」アイコンをクリックします。

7. 「テンプレート・ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックスの「レイアウト名」フィールドに、Updated Purchase Order Notification Reportと入力します。

8. 「テンプレート・ファイル」フィールドで、ローカル・ドライブの変更されたUpdatedPurchaseOrderNotificationLayout.rtfテンプレートを参照し、このテンプレートを選択して「オープン」をクリックします。

9. 「テンプレート・ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックスの「タイプ」リストから、「RTFテンプレート」を選択します。

10. 「ロケール」リストから、「英語(アメリカ)」を選択します。

11. 「アップロード」をクリックして「処理」ダイアログ・ボックスを開き、「購買オーダー通知レポート」ページに戻ります。

12. ページの右側で、「リストの表示」 をクリックして「レイアウト」ページを開きます。

13. 「Updated Purchase Order Notification Report」の行で、「デフォルトのレイアウト」チェック・ボックスを選択します。

14. ページの右側で、「レポートの保存」アイコンをクリックします。