フローの編集およびフローへのBIパブリッシャ・レポートの追加
この例では、BIパブリッシャ・レポートを作成し、フローを使用してそのレポートを実行する方法を示します。 1つまたは複数のBIパブリッシャ・レポートを、コピーまたはユーザー定義されたフロー・パターンに追加します。
フローを送信すると、レポートにより、表示可能な出力ファイルが自動的に生成されます。 出力ファイルはBIパブリッシャ・レポートに使用されるテンプレートに基づいています。「BIパブリッシャ・レポートの実行」タスクを使用して、タスクをフロー・パターンに含めます。 「BIパブリッシャ・レポートの実行」タスクは、フロー・パターンの法定アクティビティに属します。
次のタスクを実行して、ユーザー定義レポートを作成し、フローに含めます。
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データ・モデルの作成
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レポート・テンプレートの作成
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新規レポートを実行するためのユーザー定義フローの作成
データ・モデルの作成
レポート作成の最初のステップは、レポートのデータ・ソースを定義することです。 データ・モデルには、BIパブリッシャがレポートのデータを取得して構成するための指示のセットが含まれています。 この例では、HCMアプリケーションのデータベース・テーブルである単一のデータ・ソースからデータを取得する、単一のデータ・セットを持つデータ・モデルを作成します。
SQL問合せを使用してアプリケーション・データベース表を参照し、レポート・パラメータの値リストを取得します。 レポートを実行すると、レポート・エンジンによって問合せが実行され、結果を使用してパラメータ値リストが表示および移入されます。
BIパブリッシャからレポートを作成または編集するには、「BI Publisherデベロッパ」または「BI Publisher管理者」ロールが必要です。
データ・モデルを作成するには、次のステップを実行します。
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ホーム・ページの「自分のクライアント・グループ」の「ツール」の下にある「レポートおよび分析」にナビゲートします。
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「カタログの参照」をクリックして、BI分析を新しいタブで開きます。
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/Shared Folders/Customフォルダに移動します。
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「新規」をクリックし、公開レポートで「データ・モデル」を選択します。
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「ダイアグラム」で「追加」をクリックし、「SQL問合せ」を選択します。
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「新規データ・セット - SQL問合せ」ウィンドウで次の情報を入力します。
フィールド
値
Name
新しいデータ・モデルの名前を入力します。
データ・ソース
ApplicationDB_HCM
SQLのタイプ
標準SQL
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「クエリー・ビルダー」ボックスにこのSQL問合せを入力します。
Select pfi. Instance_Name, pfi.Fl_Task_Status, pfi.Status as Task_Status, pci.Status as Checklist_Status, pci.Owner_ID from pay_flow_instances pfi, Pay_Flow_Instances pci where pfi.flow_instance_id = pci.flow_instance_id and pfi.instance_name = instanceName and pfi.status = flowStatus and pci.status = checklistStatus
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「OK」をクリックします。
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左ペインの「プロパティ」の下にある「パラメータ」をクリックします。
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このモデルに対して定義されている3つのパラメータ(フロー・インスタンス名、フロー・ステータスおよびチェックリスト・ステータス)それぞれに、次の値を入力します。
フィールド
値
Name
パラメータの名前を入力します。
データ型
リストから「文字列」を選択します。
デフォルト値
これは必須フィールドではありません。
パラメータ・タイプ
リストから値を選択します。 この例の3つのパラメータすべてに対してテキストを選択します。
行配置
各パラメータをどの行に配置するかを示す値を入力します。 デフォルトでは、すべてのパラメータが行1に配置されます。
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「別名保存」アイコンをクリックし、データ・モデルの名前を入力して、パスShared Folders/Custom/にデータ・モデルを保存します。
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データ・モデルをテストするには、「データ」タブを選択します。
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「表示」をクリックしてXMLを表示します。 3つのパラメータの値を指定します。
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「表ビュー」をクリックして、サンプル・データを表形式で表示します。
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「検証」をクリックします。
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「エクスポート」をクリックし、XMLファイルをコンピュータにローカルで保存します。
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「エンジン・ログの表示」をクリックし、XML形式のデータ・プロセッサ・ログ・ファイルを表示します。 このファイルはローカル・ディレクトリに保存できます。
RTFレポート・テンプレートの作成
BIパブリッシャ・プラグインがすでに統合されているMS Wordを使用してRTFテンプレートを作成するか、「データ・モデル」エディタ・ページからBIパブリッシャの簡単な「レポートの作成」オプションを使用できます。 この例では、「レポートの作成」オプションを使用します。
RTFレポート・テンプレートを作成するには、次のステップを実行します。
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「レポートの作成」をクリックします。
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「データの選択」タブで、「データ・モデルの使用」オプションをクリックし、前のタスクで作成したデータ・モデルを使用してレポートを作成します。
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「次」をクリックし、「レイアウトの選択」タブで、レポート・レイアウトを選択してレポートのページの向きを定義します。 使用可能なオプションは、「縦」または「横」です。
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「次」をクリックし、「表の作成」タブで、「データソース」からフィールドをドラッグして表の列に適切な順序でドロップします。
「レポートの作成」プロセスでは、データ・モデルに対して保存されたサンプル・データが使用されます。 サンプル・データがデータ・モデルに添付されていない場合、選択された列のヘッダーはデータなしで表示されます。
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「次」をクリックし、レポートをShared Folders/Customフォルダに保存します。
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/SharedFolders/Customにナビゲートしてレポートを開き、「インスタンス名」、「フロー・ステータス」および「チェックリスト・ステータス」に入力パラメータとして適切な値を指定し、「適用」をクリックします。
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BIコンシューマ・ロールなどの追加ロールを追加するには、「詳細」、「権限」の順にクリックし、ロールに対して適切な権限を選択します。
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「OK」をクリックします。
BIパブリッシャ・レポートを実行するためのユーザー定義フローの作成
これらのステップに従って、ユーザー定義のフローにBIパブリッシャ・レポートを追加します。
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「自分のクライアント・グループ」の「給与」で「フロー・パターン」タスクを使用します。
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「作成」をクリックして、この情報を入力します。
フィールド
値
フロー・パターン
フロー・パターンの名前を入力します。
摘要
フローの摘要の入力はオプションです。
LDG要
LDGを選択してこのフローを特定の国別仕様データ・グループに制限します。
フロー・ステータス
「アクティブ」を選択します。
コネクタ・ステータス
タスク・フロー
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「追加するアクティビティ」フィールドで「法定」を選択します。
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「タスク」セクションで、「BIパブリッシャ・レポートの実行」を選択します。
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「次」をクリックします。
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「パラメータ」ページで、「選択して追加」をクリックし、3つのパラメータを追加します。
フロー・パラメータがBIパブリッシャの引数にマップされます。 たとえば、レポートがSQL問合せに基づく場合、第1引数は、SQL問合せデータ・モデルの最初のバインド変数になります。
ヒント: 引数の順序を簡単に決定するには、BIパブリッシャで生成されたレポートのパラメータのリストを表示します。たとえば、「第1引数」は「インスタンス名」で、「第2引数」は「フロー・ステータス」といった具合です。
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オプションで、パラメータの名前をさらに意味のある名前に変更します。
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「タスク・パラメータ」ページの「パラメータ詳細」セクションで、これらのステップを実行します。
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第1引数値の「パラメータ基準」が、「フローにバインド」であることを確認します。
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「レポート・パス」パラメータを選択し、パラメータ「基準」に「定数」を、「基準値」にレポート・パスを入力します。 XDOのパスを入力してください。
たとえば、BIパブリッシャのデータ・モデルが共有フォルダの「カスタム」フォルダに保存されている場合は、
/Custom/yourBIreport.xdo
と指定できます。
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1番目、2番目、3番目の引数パラメータがフロー・パラメータに正しくバインドされていることを確認します。
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「次」をクリックし、フローをレビューして保存します。
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ホーム・ページの「自分のクライアント・グループ」の「給与」から「フローの送信」タスクを使用してフローを発行します。
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フローを送信してチェックリストを表示します。 フローが終了するまでリフレッシュを続けます。 完了したら、「BIパブリッシャ・レポートの実行」リンクをクリックしてレポート出力を表示します。