給与原価計算のロードの概要
HCMデータ・ローダーを使用して、様々な給与勘定科目の給与原価計算設定情報を作成できます。 たとえば、原価、オフセット、仮勘定、デフォルト、給与債務、資金決済、現預金勘定などです。
原価計算は、給与、エレメント適格、部門、ジョブ、ポジション、個人、支払ソースなど、様々なレベルで定義できます。
この図は、原価計算階層の様々なレベルを示しています。

勘定科目情報と、原価階層の様々なレベルに対する上書きを入力します。 アプリケーションでは勘定科目番号の作成を、 原価階層の最下位レベル(エレメント・エントリ)から開始し、 最高レベル(給与)で終了します。 各レベルは、値が見つかるまで順次チェックされます。 無効な原価組合せが見つかった場合、原価計算結果は仮勘定に配置されます。
開始する前に
給与原価計算レコードをロードするには、次のタスクを実行します。
-
原価配賦キー・フレックスフィールドを作成します。 このフレックスフィールドは、会計仕訳の作成および労務費の追跡とレポートに使用する勘定科目コードを取得するための体系を作成します。
-
各原価配賦キー・フレックスフィールド原価勘定科目セグメントをサポートするレベルを持つ原価階層を使用可能にします。
-
原価配賦キー・フレックスフィールドを国別仕様データ・グループに割り当てます。
給与原価計算勘定科目
勘定科目をロードして給与計算および支払結果を原価計算し、無効および割り付けられていない勘定科目を格納します。
HCMデータ・ローダーを使用すると、次のタスクをすべて実行できます。
-
費用、事業主債務および事業主費用を格納する原価勘定科目をロードします。
-
原価階層の下位レベルで原価勘定科目番号を入力することにより、上書きを作成します。
-
優先勘定科目を使用して、同じ勘定科目の組合せを必要とするエレメントを原価計算します。 たとえば、助成金に賦課されるラボラトリでの作業の時間支給項目エレメントに対して優先勘定科目を使用するなどです。
-
オブジェクトに対して複数の勘定科目を作成することによって、1つの原価を複数の勘定科目に割り付けます。 各勘定科目に賦課するパーセンテージを指定します。 たとえば、原価を割り付けて、2つのコスト・センターで共有されるジョブの給与原価を分割します。
-
複式簿記に必要なバランス・エントリを作成するオフセット勘定科目をロードします。
-
給与レベルの仮勘定科目およびデフォルト勘定科目を設定し、必要に応じてそれを部門レベルの仮勘定科目およびデフォルト勘定科目により上書きします。