開始日と終了日のルールのペアのベスト・プラクティス
プラン構成を円滑に進め、日付の重複による処理エラーを減らすために、開始日ルールと終了日のルール間の互換性に関する次のガイドラインを参考にしてください。
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開始日に関する一般的なガイドライン
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終了日に関する一般的なガイドライン
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Formula
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レートおよび補償範囲
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登録期間
開始日と終了日のルールを組み合わせることはあくまでも推奨事項です。アプリケーションで強制されるものではありません。
開始日に関する一般的なガイドライン
福利厚生ルールでは常に、処理対象のライフ・イベントの発生日を使用して開始日が計算されます(ルールに別の指定がある場合を除く)。
例: 「イベントまたは通知いずれか後の日付」ルールでは、次のライフ・イベント日付のいずれか新しいほうを使用して開始日が計算されます。
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発生日
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通知日
終了日に関する一般的なガイドライン
終了日ルールも、多くの場合は処理対象のイベントに基づいて計算が実行されます。ただし、1つ前で開始されるルールは例外です。
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1つ前とは、新しいレートや補償範囲の開始日の前日のことです。
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他によって休止されるのではなく、完全に終了するレートや補償範囲については、1つ前に従うルールの一部が適用されます。
例: 健康保険加入者が自発的に雇用を終了します。 後に続く新規の補償範囲期間はないのですが、「1つ前または月末」ルールによって、健康保険の補償範囲がその月の末日まで有効のまま維持されます。
Formula
Formulaを定義して、任意の終了日を導出できます(必要な場合)。 ただし、Formulaによって返される終了日は、対応する開始日と重なってはいけません。 開始日と終了日のルールを組み合わせることはあくまでも推奨事項です。アプリケーションで強制されるものではありません。
レートおよび補償範囲
レートと補償範囲のすべての開始日ルール(「選択」は例外)を、1つ前で始まる以前の終了日ルールと組み合わせることができます。 よく使用されるルールは、「1つ前または月末」です。 一般的なプラクティスは次のとおりです。
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新しいレートや補償範囲が開始されない場合は、補償範囲を月の最終日まで延長する
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イベント後の給与期間でレートを終了する
1つ前ルールは、「ライフ・イベント加入の評価」プロセスでの開始日計算時にのみ使用できます。
開始日と終了日の組合せで、以前のレートと補償範囲期間が新しいレートと補償範囲の開始日の前日に終了する場合、その組合せは一般的に互換性があります。 次の表は、開始日と終了日のルールの互換性の例です。
レート開始日ルール |
互換性がある、以前のレート期間終了日ルール |
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イベント |
イベント日の1日前 |
イベント時点 |
イベントの1日前 |
月の初日 |
月の最終日 |
次月の初日 |
月の最終日 |
イベントまたは通知いずれか後の日付後の月の初日 |
月の最終日(イベントまたは通知いずれか後の日付使用) |
イベント以降の月の初日 |
月の最終日(イベントまたは通知いずれか後の日付使用) |
登録開始後の月の初日 |
登録終了後の月の最終日 |
四半期の初日 |
四半期の最終日 |
登録期間
登録期間とは、就業者が登録機会を持つ時間枠のことです。
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すべての開始日ルールは、次のいずれかの終了日ルールに組み合わせることができます。
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登録期間開始の45日後
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登録期間開始の60日後
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登録期間開始の90日後
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次の期間の初日で開始する開始日ルールは、登録期間後に終了する終了日ルールか、Formulaの終了日ルールと組み合せる必要があります。
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次の開始日ルールは、イベント日または通知日以後の日数を指定する終了日ルールに組み合わせることができます。
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イベント日現在
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イベントまたは通知いずれか後の日付後の次半期、次月、次給与期間、次年度、または次半月の初日
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イベントまたは通知いずれか後の日付
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イベントまたは通知いずれか後の日付の30日前または60日前いずれか後の日付
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