福利厚生階層の登録基準の設定のベスト・プラクティス
設定作業とオペレーティング・パフォーマンスは、登録要件を福利厚生オブジェクト階層内のどこで定義するかによって変わります。 この例では、ベスト・プラクティスについて説明します。
「プラン構成」ガイド・プロセスの登録ステップを使用して、登録要件を定義するレベルを決定します。
-
プログラムの構成時であれば、3つのレベル: プログラム、プログラム内のプラン・タイプ、およびプログラム内のプラン
-
プランの構成時であれば、2つのレベル: プログラム外のプランと、プラン内のオプション
「一般」、「予定」、および「ライフ・イベント」タブを使用して、利用可能な任意のプログラムおよびプラン階層レベルで登録を構成します。 登録要件は、1つ以上の明示ライフ・イベントに関連付けることができます。
登録構成を評価する際、階層内の下位レベルの要件は上位レベルの要件を上書きします。 プランやオプションに、上位レベルと共通でない固有の要件がある場合は、下位レベルで登録を構成するのが適切です。 さらに、ライフ・イベント登録構成は、対応する一般プランおよびプログラム登録構成を上書きします。 たとえば、プラン内オプションのライフ・イベント要件は、プラン内オプションの一般登録要件を上書きします。
健康プログラムのサンプル・シナリオ
あなたの組織は、現在の従業員と退職した従業員専用の健康プログラムを作成しようとしています。
プログラム階層には、次のものが含まれます。
-
2つのプラン・タイプ: 医療とレクリエーション
-
医療プラン・タイプ内の2つのプラン: HMOとPPO
-
両方の医療プランに対する3つのオプション: 「従業員のみ」、「従業員と配偶者」、および「従業員と家族」
登録を設定して、次の結果を達成します。
-
すべての適格な個人が、特定の年期中にこのプログラム内で福利厚生選択を行えるようにします。
-
加入者が子や配偶者を家族に追加する際、選択をレビューして改訂できるようにします。
登録設定
「健康」福利厚生サービスを作成し、オープン登録および明示ライフ・イベント登録の申請先となる階層内の最上位レベルでライフ・イベントを添付します。
次の表は、構成する登録要件を階層内のレベルごとに示したものです。
レベル |
登録要件 |
---|---|
プログラム |
「予定オープン」イベントを添付し、「健康」プログラムに対して「11月」登録期間を構成します |
プログラム内のプラン・タイプ |
「子の追加」ライフ・イベントと「婚姻」ライフ・イベントを「医療」プラン・タイプに添付し、各イベントに対する登録期間とその他の設定を構成します。 この構成により、子や配偶者を家族に追加する健康プログラム加入者に対し、その年の任意の時点での医療プラン登録機会が提供されます。 レクリエーション・プラン・タイプについてはなし |
プログラム内のプラン |
いずれのプランについてもなし。 「医療」プラン・タイプの登録要件は、そのプラン・タイプより下位のプランに伝播されます。 |
プラン内のオプション |
いずれのオプションについてもなし。 「医療」プラン・タイプの登録要件は、そのプラン・タイプより下位のプラン内オプションに伝播されます。 |
この戦略では、次の要因によって保守と処理時間を軽減できます。
-
プログラム・レベルの基準により、すべての個人の登録が制御される
-
プラン内ライフ・イベント・レベルの基準により、特定のライフ・イベントに対する例外が提供される
結果の登録
Janeは、PPO医療プランの「従業員と配偶者」オプションに加入している現行就業者です。
Janeが6月中に養子を迎える場合は、次のようになります。
-
彼女は、現在のPPOプラン選択をすぐにレビューし、「従業員と家族」オプションに切り替えることができます。
-
彼女は、レクリエーション・プラン・タイプ内の選択を変更することはできません。