時間的ライフ・イベントの設定例

加入者の年齢が65歳に達すると、生命保険給付の補償金額を65%削減します。

また、時間的ライフ・イベントがライフ・イベント発生日の60日後にのみ処理されるように、これを設定するとします。このシナリオを実現する方法を次に示します。

ステップ
提供されている年齢変更済ライフ・イベントを編集し、60日の適時性ルールを設定します。	年齢変更済ライフ・イベントは、「プラン構成」作業領域の「ライフ・イベント」ページで確認できます。「ライフ・イベントの編集」ページの「追加情報」セクションで、次のキー・フィールドに値を指定します。「時間的検出ルール」フィールドで、「過去の時間的イベントの検出不可」を選択します。このルールを使用しているのは、ライフ・イベントがトリガーされるのを防ぐのではなく、同時にすべての状況でトリガーされるのではないためです。「適時性評価」フィールドで、「潜在的ライフ・イベントの手動処理」を選択します。「適時性日数」フィールドに60と入力します。つまり、アプリケーションはライフ・イベント発生日の60日後までそのライフ・イベントの処理を継続します。ベスト・プラクティスとして、すべてのイベントに対して、または保険会社またはビジネス・プロセスの要求に応じて60日または90日を設定します。
次の年齢区分を定義する2つの導出要因を作成します。 60から64 65以上	「導出要因の管理」タスクは「プラン構成」作業領域にあります。年齢導出要因を作成し、次のキー・フィールドに値を指定します。「使用年齢」フィールドで、「個人」を選択します。「ユニット」フィールドで、「年」を選択します。「値の範囲」セクションのフィールドに、最小年齢および最大年齢(この場合は60および64)を入力します。 65歳以上の年齢区分の導出要因を作成する場合、最低年齢(この場合は66歳)を入力し、「年齢未満」フィールドは空白のままにします。「決定ルール」フィールドで、「カレンダ年の初日」を選択します。つまり、1月1日時点の加入者の年齢が計算されます。
2つの適格プロファイルを作成し、前のステップで作成した年齢導出要因を追加します。	適格プロファイルは、「プラン構成」作業領域の「適格プロファイルの管理」タスクで作成します。「加入者適格プロファイルの作成」ページで、「導出要因」タブ、「年齢」タブの順にクリックします。「適格基準」セクションで、前のステップで作成した60から64導出要因を選択します。同様に、別の適格プロファイルを作成し、65以上導出要因を追加します。
作成した2つの年齢区分に対して、2つの変動補償範囲プロファイルを作成します。 65歳の補償範囲の削減 65歳以上の補償範囲の削減	「プラン構成」作業領域の「レートおよび補償範囲」タブで、「変動補償範囲プロファイル」をクリックします。「変動補償範囲プロファイルの作成」ページで、次のキー・フィールドに値を入力します。「税タイプ・ルール」フィールドで、「税引後」を選択します。「アクティビティ・タイプ」フィールドで、「プラン拠出金」を選択します。補償範囲から金額を差し引くため、「処置ルール」フィールドで「減算」を選択します。「定義済レート周期」フィールドで、「月次」を選択します。「適格プロファイル」フィールドで、以前に作成したプロファイル(60から64の年齢区分に対して作成したプロファイルなど)を選択します。「ステータス」フィールドで、「アクティブ」を選択します。「計算方法」フィールドで、「報酬の複数」を選択します。「乗数」フィールドに.65と入力します。「報酬の乗数」セクションで、「演算子」フィールドで「乗算」を選択します。「給与係数」フィールドで、「年間定期報酬」を選択します。同様に、65歳以上の区分に対して別の変動補償範囲プロファイルを作成します。
ライフ・イベントおよび適格プロファイルを生命保険プランにリンクします。不適格な加入者を追跡するオプションを使用可能にします。	これらのステップを実行します。「プラン構成」作業領域で、作成したプランを検索して開き、「適格」ステップを選択します。「ライフ・イベント」タブを選択し、年齢変更済ライフ・イベントを追加します。「設定」タブを選択し、「不適格者の把握」チェック・ボックスをオンにします。この例では、個人の年齢が65歳を超えた場合、それらは不適格として追跡されます。また、補償範囲を再計算して65%削減します。「加入」タブを選択し、作成した適格プロファイルを追加します。
任意の加入プロセスを実行して、時間的ライフ・イベントの処理を開始します(ワンタイム・ステップ)。	この初期プロセスの実行後、データは評価プロセスの実行時に最新の状態に保たれます。
時間的ライフ・イベント加入の評価プロセスの実行	「評価およびレポート」作業領域の「プロセス」タブからプロセスを実行します。問題がある場合は簡単に解決できるように、監査ログを有効にしてください。
ライフ・イベント加入の評価プロセスを実行して適格を決定します	「評価およびレポート」作業領域の「プロセス」タブからプロセスを実行します。「時間的イベントの検出」パラメータ・フィールドで「年齢」を選択します有効日を選択します。有効日によって資格と選択肢が決まります。この日付を参照ポイントとして使用して、登録、補償範囲およびレートの開始日や終了日などの他の日付を決定することもできます。ライフ・イベント・モードを選択した場合、有効日はライフ・イベントが発生する日付を参照します。「予定」または「選択」モードを選択した場合、有効日は、この個人の選択が有効になる日付を示します。