削除済文書レコードのアーカイブ表への移動
文書タイプの作成または編集時に、削除された文書レコードを完全に削除するのではなく、アーカイブするように設定を構成できます。 このアーカイブ設定を有効にすると、その文書タイプの削除済文書レコードがHR_DOCUMENTS_OF_RECORD_ARCHIVE表に移動されます。
アーカイブ設定
削除された文書レコードのアーカイブに使用されるフィールドは、次のとおりです。
- アーカイブ基準ベース: デフォルトでは、この値リストは空白です。 「作成日」、「日付: 自」、「日付: 至」または「発行日」のいずれかを選択できます。
- 次の日数後にアーカイブ: デフォルトでは、このフィールドは空白です。 これは必須フィールドで、0より大きく18000以下の数値を入力します。 たとえば、2を入力すると、「アーカイブ基準ベース」で選択した日付の2日後に文書レコードがアーカイブされます。
文書タイプのアーカイブ設定の有効化
- 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「タスク」パネル・ドロワーで「検索」をクリックします。
- 「文書タイプ」タスク名を検索してクリックします。
- 「検索結果」領域で、「作成」アイコンをクリックします。
- 文書タイプを入力し、カテゴリを選択します。
- 「文書レコード・プリファレンス」タブで、「アーカイブ基準ベース」の値を選択します。ノート: 「アーカイブ基準ベース」で選択した値と一致する関連属性を、「属性」領域で選択していることを確認してください。
- 「次の日数後にアーカイブ」の値を入力します。
- 「送信」をクリックします。
「文書レコードのアーカイブ」プロセスの実行
- 「ナビゲータ」→「ツール」→「スケジュール済プロセス」をクリックします。
- 「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。
- 「名前」ドロップダウン・リストで、「文書レコードのアーカイブ」プロセスを検索して選択します。
- 「プロセス詳細」ダイアログ・ボックスで、アーカイブする文書レコードの文書タイプ・パラメータを検索して選択します。
- 「送信」をクリックし、「確認」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。 プロセスIDを書き留めます。
考慮事項
- デフォルトでは、「文書タイプ」設定ページの「アーカイブ基準ベース」が選択されていないため、削除された文書レコードはHR_DOCUMENTS_OF_RECORD_ARCHIVE表に移動されません。
- 「アーカイブ基準ベース」(「作成日」、「日付: 自」、「発行日」および「日付: 至」)を選択するには、「文書レコード・プリファレンス」タブの「属性」領域で一致する属性を選択する必要があります。 一致する属性が選択されていない場合は、検証エラーが表示されます。
- アーカイブ設定を有効にすると、文書レコードはHR_DOCUMENTS_OF_RECORD表から削除され、HR_DOCUMENTS_OF_RECORD_ARCHIVE表に移動されます。 文書レコードの添付ファイルがある場合は、引き続きFND_ATTACHMENTS表に保存されて、移動または削除はされません。
- アーカイブ設定は、「文書レコード」ページ、HCMデータ・ローダー、HCMスプレッドシート・データ・ローダーおよびREST APIを使用して削除される文書レコードに対して有効です。
- HR_DOCUMENTS_OF_RECORD_ARCHIVE表にアーカイブされた文書レコードには、アーカイブ日がマーク付けされます。