時間定義の概要
時間定義は、日付または期間です。 時間定義は、特定の静的日付に基づく特殊な長さの静的期間である場合も、動的変数に基づいて日付を生成する場合もあります。
静的定義は、複数の期間、追加の調整、またはその両方を使用して定義できます。
この図は、様々なタイプの時間定義およびその使用方法と使用場所を示しています。

時間定義は、給与期間、給与雇用管理、バランス、遡及イベントと按分イベント、支給項目開始日、超過勤務期間など、多くの領域で使用できます。
これらのセクションでは、作成できる時間定義のタイプについて説明します。
静的時間定義
静的時間定義は、超過勤務期間など日付の固定処理パターンを作成します。 たとえば、会社の超過勤務期間は、標準の5日間の勤務週です。 3年間の期間を生成する、頻度が週次の静的時間定義を作成できます。 算式は、これらの日付パターンを使用して、支給項目を給与期間内で配賦できます。
ユーザー定義日付時間定義
ユーザー定義日時定義を使用して、従業員のエレメント・エントリの最終標準プロセスおよび最終クローズ日を定義します。 最終標準処理日は、給与計算実行でエレメントが標準処理対象になる最終日です。 最終クローズ日は、エレメントが処理対象として考慮されなくなり、有効日ではなくなる日付です。
たとえば、Vision Corpは従業員に住宅手当を支給しており、従業員の退職後30日間で手当を終了するとします。 退職日に30日間を加えた標準支給項目最終日に基づいて、ユーザー定義日付時間定義を定義します。
時間スパン時間定義
時間範囲時間定義を使用して、給与周期など、予定操作の間隔を定義する時間のセグメントを作成します。 これらの時間定義は、他の時間定義内で使用できます。
会社は月末に従業員支払を行い、5日後に第三者支払を行うとします。 会社は、時間スパン・タイプの時間定義を作成して、受取人の支払方法を定義する際に使用します。
検索日付時間定義
取得日時定義は、残高フェッチ操作に基づいています。 日付フォーマットのデータベースに存在し、給与計算アプリケーションによって所有されている全てのデータをトリガーとして使用できます。
退職レート定義のレート・コントリビュータが退職日時点のバランスを使用するとします。 退職日を取得するデータベース・アイテムに基づいて、検索日付時間定義を定義できます。 この時間定義は、レート・コントリビュータでバランス値の参照日として使用できます。