タイム・カードの再送信プロセス

給与関係やアサイメント・ステータスなどの個人の情報は、遡及的に変更できます。これらの変更により、個人のレイアウト・セット、タイム・カード期間またはその両方を変更することもできます。また、既存のタイム・カードで休暇欠勤を追加および変更できます。

これらの変更により、遡及変更日以降から個人のタイム・カードを再送信する必要がある場合があります。「タイム・カードの再発行」プロセスを使用して、遡及変更の影響を受けるタイム・カードを特定し、オプションで再発行できます。このプロセスを構成して送信するには、「時間管理」作業領域の「スケジュール済プロセス」タスクを使用します。プロセスは、ステータスが「送信済」または「承認済」のタイム・カードのみを再送信します。

再送信されたタイム・カードの計算済データは、個人情報に対する遡及変更によって変更されない場合があります。このような場合、プロセスは再送信をロールバックし、タイム・カードを元のステータス「送信済」または「承認済」に戻します。

HCMグループ・メンバーの自動リフレッシュ

個人情報を遡及的に変更すると、個人が所属するHCMグループが変更される場合があります。そのため、このプロセスは、影響を受ける個人のグループ・メンバーを自動的にリフレッシュすることによって開始されます。

キー・プロセス・パラメータ

次に、このプロセスのキー・パラメータについて説明します。

パラメータ	説明
特定のタイム・カードの再送信	グループ名、労働協約、国別仕様データ・グループなどの検索基準を使用して、影響を受けるタイム・カードを識別します。
プロセス・モード	「特定のタイム・カードの再送信」パラメータを選択した後に使用できます。このモードを使用して、プロセスがタイム・カードのみを識別するか、タイム・カードを識別して再発行するかを指定します。デフォルトのモードは識別専用です。
WFMイベントで識別されたタイム・カードを再送信	WFMイベントおよび処理を使用して、影響を受けるタイム・カードを識別および再送信します。 HCMデータ・ローダーとこれらのビジネス・オブジェクトを使用して、イベントと処理をロード: イベント・グループ、グループ翻訳、アクションおよびアクション翻訳。これらのビジネス・オブジェクトは、Global Payrollで使用できます - 製品領域を定義します。
以前に承認されたタイム・カードの自動承認	再送信されたタイム・カードは、承認ワークフローで再度送信するのではなく、再計算後に自動的に再承認されます。
必要に応じて、タイム・カード期間に複数のタイム・カードを作成	必要に応じて、元のタイム・カードを同じ期間の複数のタイム・カードに分割します。たとえば、タイム・カード期間の途中で、個人のタイム・カード・レイアウトと超過勤務計算ルールが変更されます。このパラメータを選択すると、プロセスによって2つのタイム・カードが作成されます。最初のタイム・カードでは、遡及変更日より前の勤務日に元のレイアウトとルールが使用されます。 2番目のタイム・カードでは、遡及変更日から始まる勤務日に対して新しいレイアウトとルールが使用されます。分割タイム・カードにリンクされた変更リクエストを自動的に取り下げます。適切な通知を変更リクエスト承認者およびタイム・カードを使用する個人に送信します。また、時間の変更をリクエストする個人に知らせてください。

繰返しプロセスをスケジュールするには、「拡張」をクリックします。