パフォーマンス・テンプレート・セクションの計算ルールの使用に関する考慮事項
計算済評点を使用するには、「プロファイル・コンテンツ」、「パフォーマンス目標」、「育成目標」および「総合要約」の各パフォーマンス・テンプレート・セクションの評点付けに使用する計算ルールのタイプを選択する必要があります。
セクションが使用されているパフォーマンス・テンプレートで選択したセクションの計算ルールを変更できます。 オプションは次のとおりです。
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平均
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合計
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区分
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FastFormula
これらの各設定には、評点に割り当てる最終的な数値レベルの決定に役立つデフォルトのマッピング・メトリックがあります。 ただし、マッピング・メトリックはデフォルトから別の値に変更できます。 マッピング・メトリックのオプションは次のとおりです。
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数値評点
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ポイント範囲
数値評点を使用するには、セクションとセクション内の項目を評点付けするために構成された評点モデルで、評点レベルに対して数値評点属性が定義されている必要があります。 ポイント範囲を使用するには、評点モデルでレビュー・ポイントおよびポイント範囲(ポイント: 自とポイント: 至)が定義されている必要があります。
平均方式
この方式を使用するには、セクションとそのコンテンツ項目に関連付けられている評点モデルで、評点摘要に対応する数値評点が定義されている必要があります。 最初に、項目評点の平均を計算してセクション評点を決定します。 次に、セクション評点の平均を計算して総合評点を決定します。 加重を使用するように構成されている場合は、数値評点を使用して加重平均が計算され、加重を使用しないように構成されている場合は単純平均が計算されます。 次に、レーティング・モデルを使用して、この平均がパフォーマンス文書レーティングに変換されます。
ポイント範囲マッピング・メトリックについては、次のように処理されます。
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評点モデルに定義された数値評点を使用して、合計数値スコアが計算されます。
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この合計が、合計数値スコアをポイント範囲にマッピングすることによって、セクションの対応するレビュー評点に変換されます。
合計方式
この方式を使用するには、セクションとセクション内の項目に関連付けられている評点モデルで、数値評点も使用されている必要があります。 アプリケーションは次を実行します。
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評点モデルに定義されているとおりに、数値評点が使用されます。
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合計数値スコアが計算されます。
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この合計が、合計数値スコアを評点レベルにマッピングすることによって、セクションの対応するレビュー評点に変換されます。
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評点のない項目は無視されます。
総合レーティングに合計方式を使用する場合、セクション・レーティングの計算ルールには合計または平均方式のみ使用できます。
ポイント範囲メトリック・マッピングについては、次のように処理されます。
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評点モデルに定義されているとおりに、数値評点が使用されます。
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合計数値スコアが計算されます。
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この合計が、合計数値スコアをポイント範囲にマッピングすることによって、セクションの対応するレビュー評点に変換されます。
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評点のない項目は無視されます。
区分方式
この方式は、合計方式と似ていますが、パフォーマンス文書の「総合要約」セクションにのみ使用できます。 一方、「プロファイル・コンテンツ」、「パフォーマンス目標」および「育成目標」セクションには、平均または合計方式を使用します。 区分方式を使用するには、「総合要約」セクションに関連付けられている評点モデルで、レビュー・ポイントおよびポイント範囲(ポイント: 自とポイント: 至)を定義する必要があります。
計算プロセス中に、次のように処理されます。
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すべてのセクションの合計数値スコアが計算されます。
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この合計が、ポイント範囲を使用して対応する評点レベルにマップされます。
数値評点メトリック・マッピングについては、次のように処理されます。
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すべてのセクションの合計数値スコアが計算されます。
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この合計が、合計数値スコアを評点レベルにマッピングすることによって、セクションの対応するレビュー評点に変換されます。
FastFormula方式
FastFormulaは、パフォーマンス・データベース・アイテムから作成する式です。 デフォルトでは、これらでは数値評点メトリック・マッピングが使用されます。 数値評点については、次のように処理されます。
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FastFormulaに基づいて合計数値スコアが計算されます。
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スコアが評点レベルにマップされます。
ポイント範囲マッピング・メトリックについては、次のように処理されます。
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FastFormulaに基づいて合計数値スコアが計算されます。
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この合計が、ポイント範囲を使用して対応する評点レベルにマップされます。
FastFormulaの結果に加重を適用するように構成できません。 ただし、FastFormulaに加重を組み込むことはできます。