履行明細の分割または代替
納期回答では、履行明細が倉庫、代替品目または日付間で分割される場合があります。
納期回答では、明細の「明細の部分出荷の許可」属性に「はい」が含まれている場合にのみオーダーを分割します。
倉庫の分割
納期回答では、当初履行明細の「要求された出荷元倉庫」属性に値が含まれていない場合にのみ、倉庫間で明細を分割します。
納期回答では、履行明細のソース・ルールを使用して、考慮できる出荷元倉庫を決定します。
納期回答が倉庫間で分割すると、分割によって作成される各履行明細には、「予想出荷元倉庫」属性に異なる値が含まれます。
品目の代替
納期回答では、履行明細の「代替の許可」属性に「はい」が含まれている場合にのみ、ある品目を別の品目に代替します。
納期回答で品目を代替するときに明細が分割される場合、分割によって作成される各履行明細には「有効品目」属性に異なる値が含まれます。
AS54888デスクトップ・コンピュータの履行明細の数量が100で、AS6000はAS54888の代替で、AS54888には80ユニット、AS6000には50ユニットあるとします。 「有効数量のチェック」処理で、履行明細が明細xおよびyに分割されます。
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明細xは、AS54888に対して80ユニットになります
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明細yは、AS6000に対して20ユニットになります
日付の考慮
納期回答が日付をまたいで有効数量を分割すると、2つの日付が作成されます。
- 最初の日付には、要求日に使用可能な数量が含まれます。
- 2番目の日付には、同じ品目に対して、同じ組織で使用可能な残りの数量が含まれます。
履行明細で、AS54888デスクトップ・コンピュータの数量が100で、3月1日に80ユニット、3月10日に40ユニットを使用できるとします。 「有効数量のチェック」処理で、履行明細が明細xおよびyに分割されます。
- 明細xは80ユニットで、予想搬送日は3月1日です。
- 明細yは20ユニットで、予想搬送日は3月10日です。
リード・タイムの考慮
納期回答では、履行明細の分割方法を決定するリード・タイムを確認します。| 品目の履行方法 | 納期回答に影響するリード・タイム属性 |
|---|---|
| 製造 |
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| 購買 |
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| 転送 |
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| 直接出荷 |
|
これらのリード・タイムが分割と代替に与える影響を、設定時に考慮してください。 次にその方法を示します。
- 「製品情報管理」作業領域に移動します。
- 「タスク」→「品目の管理」をクリックします。
- 編集する品目を検索して開きます。
- 「仕様」→「プランニング」をクリックします。
- リード・タイム領域で、必要に応じて属性の値を設定します。
- 前処理日数
- 後処理日数
- 処理日数
- 変動
- 固定
納期回答に影響するその他のリード・タイム
他の設定も考慮してください。
| その他の優れたリード・タイム | 詳細 |
|---|---|
| 有効在庫数量ルールでの累積製造リード・タイムおよび累積合計リード・タイム | Oracle Manufacturingのリード・タイム使用状況で始まるセクションを参照してください。 ATPルールの納期回答モードも参照してください。 |
| サプライヤ・リード・タイム | オーダー管理での直接出荷の設定の「ソース・ルールの管理」の項を参照してください。 |
| 移動リード・タイム | 移動時間 |