履行明細の分割
オーダー履行パフォーマンスを向上させるために、履行明細を複数の履行明細に分割します。
履行明細の分割は、販売オーダーを適時に効率的な方法で履行するために使用できるサプライ・チェーン手法です。 たとえば、ある履行明細に数量50個のTABLET品目が含まれており、優先倉庫であるデンバー倉庫の在庫が30個のみであるとします。 シアトル倉庫には40個あります。 遅延を回避するために、履行明細を分割して、デンバーとシアトルから必要な数量を取得できます。
分割には様々なタイプがあります。
分割のタイプ |
説明 |
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手動 |
ノート
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自動 |
ノート
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オーダー管理で分割が許可されない場合があります。
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履行明細の分割の許可属性で分割が許可されていない。
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履行明細で分割が許可されていない。 上書き権限を使用する場合は、この制限を上書きできます。
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履行明細の数量が1以下である。
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履行明細が出荷セットに含まれている。 この明細を分割するには、出荷セットから明細を削除してから分割します。
オーダー管理での有効数量の判断方法
代替とは、ある品目を別の品目に置き換えることです。 たとえば、80GBのハード・ドライブの在庫がないため、80GBのハード・ドライブを100GBのハード・ドライブに置き換えます。
履行明細を分割する際の有効数量をオーダー管理が決定するために考慮する代替は、次のとおりです。
分割が実行される場所 |
説明 |
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履行明細を複数の倉庫に分割します。 |
履行明細の「要求された出荷元倉庫」属性が次の場合
分割によって作成される履行明細ごとに、「予想出荷元倉庫」属性に指定される値が異なる場合があります。 Order Managementでは、オーダー管理者が設定したビジネス・ルールを使用して、品目の供給に使用する倉庫を決定します。 |
複数の代替品目間で履行明細を分割 |
Order Managementでは、履行明細の「代替の許可」属性が「はい」の場合のみ、品目を置き換えます。 分割によって作成される履行明細ごとに、「有効品目」属性に指定される値が異なる場合があります。 品目を100ユニット要求する履行明細を作成するとします。 この品目の供給は80ユニットで、代替品目の供給は50ユニットです。 「有効数量のチェック」によって、履行明細はこれらの履行明細に分割されます。
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複数の日付に履行明細を分割 |
履行明細で要求される在庫が指定日に十分でない場合、この明細は複数の日付に分割されます。
100ユニットの品目を要求する履行明細を2019年11月15日付で作成したとします。この品目は、これらの日付に供給可能です。
「有効数量のチェック」によって、履行明細はこれらの履行明細に分割されます。
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履行明細の分割によるステータスへの影響
オーダー管理では、履行明細の分割時に、同じ履行タスクのインスタンスが2つ以上作成されます。 これらのタスクは、処理中のステータスが異なる場合があります。
いくつかの例を考えてみます。
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履行明細A1のスケジュール・タスクのステータスは「未定」で、履行明細A2のスケジュール・タスクのステータスは「予定済」です。
オーダー管理でタスク・ステータスの分割優先度が調べられ、オーケストレーション・プロセス・ステータスは分割優先度が最も高いタスク・ステータスに設定されます。
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オーダー管理で履行明細が分割され、スケジュール・タスクの2つのインスタンスが作成されます。 1つのタスクは「完了」ステータスで、もう1つのタスクは「待ち状態」ステータスです。 「待ち状態」の分割優先度の値は2、「完了」の分割優先度の値は3です。
オーケストレーション・プロセス・ステータスは「待ち状態」に設定されます。