履行タスク
タスク・タイプを使用して、オーケストレーション・プロセス・ステップが実行する履行タスクのタイプ(出荷の履行明細のスケジュール、出荷、搬送の確認など)を指定します。
タスク・タイプは、Order Managementが履行タスクの実行に使用するサービスのグループです。 これは、ユーザーが販売オーダーを作成してから、Order Managementがオーダーをオーダー履行システムに送信するまでの、Order Managementが販売オーダーを処理する作業を表します。
次に、一般的なタスク・タイプ、コールするサービス、およびOrder Managementでの実行に使用される順序を示します。 この例は予約から始まります。
ノート
-
各事前定義済タスク・タイプには、一連のサービスが付属しています。 詳細は、「タスク・サービス」を参照してください。
-
予約はタスク・タイプの例です。 履行明細の品目属性および数量属性に従って在庫を予約するために、履行システムと通信する一連のサービスが含まれています。 たとえば、在庫予約の作成サービスを使用して在庫の供給を予約します。
-
一般的な順序は、サービスを使用して、品目の在庫を予約し、出荷のためにスケジュールし、出荷してから請求することです。
-
在庫予約の作成
-
スケジュールの作成
-
出荷の作成
-
請求明細の作成
-
次のことが可能です。
-
タスクを使用して、タスク・タイプが参照するサービスを表します。 たとえば、出荷タスク・タイプからサービスを参照する商品の出荷タスクを作成した場合、出荷の作成サービスまたは出荷の更新サービスのどちらをコールするかに関係なく、出荷サービスの実行時にオーダー管理作業領域に商品の出荷が表示されます。 オーダー管理作業領域にサービスが表示されません。 タスクのみが表示されます。
-
新しいタスク・タイプを作成します。
-
ShipGoodsやShipWidgetsなど、新しいタスク・タイプに複数のタスクを追加します。
-
新しいタスク・タイプに事前定義済サービスを追加します。
-
作成したアクティビティまたはタスク・タイプのサービス名を編集します。
次のことはできません。
-
設定内の他のオブジェクトがその名前を参照する可能性があるため、作成後にタスク・タイプの名前を変更します。
-
事前定義済タスク・タイプを変更または削除します。
-
事前定義済サービスを編集または削除します。
「オーケストレーション・プロセス定義の作成」ページは、「タスク・タイプの管理」ページを参照して、各ステップで選択できるタスク、タイプ・タスクおよびサービスについて表示される値を取得します。
この例では、オーケストレーション・プロセスはスケジュール・タスク・タイプを参照し、スケジュール・タスク・タイプのサービスも参照します。
事前定義済タスク・タイプ
Order Managementで通常使用される事前定義済タスク・タイプのいくつかを次に示します。
|
タスク・タイプ |
説明 |
|---|---|
|
スケジュール |
履行明細をスケジュールします。 |
|
予約 |
品目の在庫を予約します。 |
|
出荷 |
履行システムに連絡して品目を出荷します。 |
|
請求書 |
請求システムと通信して、履行明細の請求書を作成します。 |
|
返品 |
履行システムに連絡して品目を返品してください。 |
|
FulfillOrder |
オーダー管理とEnterprise Resource Planning (ERP)システムとの統合。 履行タスクでは、出荷や請求書などの単一のリクエストを介して複数の履行処理を実行できます。 |
|
一時停止 |
次のオーケストレーション・プロセス・ステップに進む前に、処理を一時的に一時停止して、発生する日付、発生するイベントまたは解決する依存関係まで待機します。 一時停止タスクを使用して、1つの販売オーダーで複数の履行ラインの処理を調整します。 |
|
Activity |
AS54888デスクトップ・コンピュータの手動インストールなど、ヒューマン・アクティビティを管理するために、履行システムと通信します。 |
|
DOO_Procurement |
一般的なサプライ・チェーンの外にある組織から品目を調達するときに、品目を調達して出荷します。 |
|
DOO_Supply |
Oracle Supply Chain Orchestrationとの通信により、品目のソーシング時により複雑なロジックを使用できます。 |
|
DOO_Subscription |
カバレッジ品目のオーケストレーション・プロセスの設定を参照してください。 |
設定時間と保守時間を短縮するために、事前定義されたタスク・タイプを使用することをお薦めします。 事前定義済タスク・タイプがニーズを満たさない場合にのみ、新規タスク・タイプを作成します。 詳細は、「独自のタスク・タイプの作成」を参照してください。