Order Managementとサブスクリプション管理の統合の概要
Order Managementで使用するオーダー-入金フローをサブスクリプション管理と統合し、Order Managementでサブスクリプションおよびカバレッジを履行して、サブスクリプション管理に送信できるようにします。
サブスクリプションの「オーダー-入金」フローの管理方法を改善します。 延長保証、サービス・レベル契約、予防保守など、オーダーに物理的な品目とカバレッジまたはサブスクリプションが含まれている場合、各販売オーダーをより迅速に履行します。
- 単一のソースを使用して、品目、カバレッジおよびサブスクリプションの履行を管理します。
- カバレッジおよびサブスクリプションを作成、変更および終了します。
- サブスクリプションのオーケストレーションおよびサブスクリプションの対象となる品目を管理します。 たとえば、携帯電話プランおよびプランの対象となる電話のサブスクリプションを販売します。 電話を顧客に配送するまで計画を開始しないように、履行を調整します。
- オーダーの発行時に収益データをOracle Revenue Managementに送信し、履行時にこのデータを更新します。
- オプションとして、サブスクリプションでレート・プランを使用できます。 レート・プランには、単発料金、定型料金、使用料金、手動価格調整などを設定できます。
Oracle Order Managementを使用すると、Oracle Subscription Management、Oracle Supply Chain Management、Oracle Receivablesなど、アプリケーション間で異なる受注明細の履行を編成できます。
数字の意味
- ソース・システムにソース受注または見積を作成します。 Oracle Pricingとやり取りし、レート・プランに従ってソース・オーダーの価格を取得します。 レート・プランには、カバレッジまたはサブスクリプションの使用料金、単発料金および定型料金を含めることができます。
この例では、ソース・オーダーにAS54888ラップトップ・コンピュータ、コンピュータの2年間の保証、およびコンピュータのクラウド・ストレージの2年間のサブスクリプションがあるとします。 営業担当は、必要に応じて値を調整し、価格を更新して、オーダーを発行できます。
- ソース・オーダーをOrder Managementにインポートするか、販売オーダーをOrder Management作業領域で作成すると、Order Managementはオーケストレーション・プロセスを使用して、ダウンストリーム・システムへのデータの送信など、履行をオーケストレーションします。 Revenue Managementにオーダー詳細を送信することから開始します。
- Revenue Managementでは、品目と保証カバレッジ、サブスクリプションの契約が作成されます。
- Order Managementは履行のオーケストレーションを続けています:
- 出荷では、出荷可能な供給があるとすぐにラップトップが出荷され、Order Managementは詳細をOracle Asset ManagementおよびOracle Accounts Receivableに送信します。
- 出荷は、出荷可能ではないため、保証またはサブスクリプションを出荷しません。 かわりに、Order Managementは、コンピュータの出荷が完了し、Order ManagementがOracle Assetsから応答を受け取るまで待機します。
- 出荷でコンピュータの出荷が終了すると、Order Managementはオーダーに関する詳細をアセット管理および売掛管理に送信します。
- Asset Managementは、コンピュータの資産を作成し、Order Managementに返信を送信して待機を解放します。
- Accounts Receivableではコンピュータが請求されますが、カバレッジやサブスクリプションは請求されません。
- Subscription Managementは、クラウド・ストレージのサブスクリプションを作成し、延長保証を作成します。
- Revenue Managementでは、契約を更新し、契約から実現する収益を認識します。
- Accounts Receivableでは、クラウド・ストレージおよび保証のサブスクリプション管理から受け取ったサブスクリプションに対して請求が行われます。
「続きを読み込む」をクリックして、Order ManagementがOrder Management作業領域からサブスクリプションを作成する方法の詳細を取得します。 流れは02:40に始まり、デモンストレーションは03:40に始まります。
ガイドライン
- アップストリーム・オーダー取得システムとして構成、価格および見積りを使用して、サブスクリプションを作成、修正または終了できます。 作成フローおよび終了フローに使用できる事前定義済統合がすでに存在します。
- 延長保証、サービス・レベル契約、予防保守など、カバレッジまたはサブスクリプションを統合できます。
- サブスクリプションまたはカバレッジを更新または取り消すには、元のカバレッジまたはサブスクリプションを参照する新しい販売オーダーを作成します。
- 改訂が価格設定またはサブスクリプション詳細に影響しない場合にのみ、Order Management作業領域でオーダー明細を改訂または取消できます。
- この機能を使用できるのは、機能のオプト・イン後に作成したオーダー明細のみです。 オーダー管理では、オプト・イン前に作成したオーダー明細にこの機能は適用されません。
- カバレッジは、構成品目の親または子に適用できます。 構成品目にサブスクリプションを適用できます。
Order Management作業領域でこの機能にアクセスできるように、次の権限があることを確認します:
- オーダーの開始(FOM_CREATE_ORDER_PRIV)
- オーダーの改訂(FOM_REVISE_ORDER_PRIV)
- 販売オーダーの監視(DOO_MONITOR_SALES_ORDER_PRIV)
- オーダー価格設定詳細の更新(FOM_UPDATE_PRICING_DETAILS_PRIV)
REST APIの使用
REST APIを使用してサブスクリプションをインポートできます。
サブスクリプションのインポート方法を説明するサンプル・ペイロードを取得します。 「Oracle Supply Chain Management CloudのREST API」に移動し、「オーダー・ハブの販売オーダー」を展開し、「販売オーダーを作成」をクリックします。 サンプル・セクションまで下にスクロールして、確認します。 次に、より関連性の高い例を示します。
| 例 | 説明 |
|---|---|
| 33 | サブスクリプション品目がある販売オーダーを作成して送信します。 |
| 52 | 品目に関連付けられたサブスクリプションおよびカバレッジ明細がある販売オーダーを作成します。 |
| 53 | 品目に関連付けられたサブスクリプションおよびカバレッジ明細がある販売オーダーを修正します。 |
| 54 | 品目に関連付けられたサブスクリプションおよびカバレッジ明細を終了します。 |
| 55 | KITまたは構成品目に関連付けられたサブスクリプションおよびカバレッジ明細を持つ販売オーダーを作成します。 |
| 57 | レート・プランがあるサブスクリプションがある販売オーダーを作成します。 |
| 58 | レート・プランがあるサブスクリプションを修正します。 |
| 59 | レート・プランがあるサブスクリプションを終了します。 |
REST APIを介してインポートする場合は、次の権限があることを確認してください:
- RESTサービスを使用した販売オーダー要求の作成(FOM_SALES_ORDER_REQUEST_REST_POST_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダーの作成(FOM_SALES_ORDER_REST_POST_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダー要求の更新(FOM_SALES_ORDER_REQUEST_REST_PATCH_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダーの更新(FOM_SALES_ORDER_REST_PATCH_PRIV)