価格設定アルゴリズムによる価格品目の方法の例(パート1)

価格設定アルゴリズムで品目の価格を設定する方法について学習します。この知識を使用して、特定の価格設定要件を満たすアルゴリズムを記述または変更します。

はじめに

次に、特定のニーズを満たすことができる設定の例を示します。

ステップ	使用例
1. 参照属性を取得します。	品目の重みなど、品目の属性を取得します。製品情報管理の付加フレックスフィールドを使用して、価格表を取得します。
2. 価格設定戦略を取得します。	顧客ごとに特定の価格表を使用します。優先順位に従って戦略割当マトリックスを使用します。
3. 価格表を取得します。	Trading Community Architectureの付加フレックスフィールドを使用して、価格の計算時に使用する価格表を決定します。
4. 基本定価を取得します。	販売オーダーに品目の最小数量が含まれていることを確認してください。基本定価を上書きします。単位を変換します。

品目を価格設定するフローのサマリーを次に示します。

ノート

これらのステップは、フロー全体のサマリーです。アルゴリズムの名前ではありません。
価格設定では、プロファイルとセグメント、戦略、ルール、その他のロジックを使用して品目の価格を設定します。詳細は、「販売オーダーの価格設定方法」を参照してください。
価格設定では、サービス・マッピング、価格設定アルゴリズムおよび価格設定マトリックスも使用されます。詳細は、「サービス・マッピング、価格設定アルゴリズムおよびマトリックスの連携方法」を参照してください。

最初に、最初の4つのステップについて考えてみます。これらのステップでは、価格を計算する前に価格設定に必要な詳細を取得します。

価格設定アルゴリズムで品目をどのように価格設定するかを見てみましょう。次にシナリオを示します。

顧客のComputer Serviceおよびレンタルについて、数量2の品目AS54888 Desktop Computerを含むオーダー明細の価格を設定する必要があります。
顧客がAS54888を1から10の数量でオーダーした場合、基本定価から10%の割引が適用されます。数量が10を超える場合は、20%の割引が適用されます。
Computer Service and RentalsがAS54888をオーダーした場合は、さらに$100の割引が適用されます。
合計を丸めるな。

参照属性は、価格設定がアプリケーションから詳細を取得するために使用する属性の1つです。最初のステップは、価格設定でフローを開始できるようにすることです。

ノート

Order Managementは、販売オーダーの価格を設定するためのリクエストを価格設定に送信します。リクエストには、価格設定でプロセスを開始する必要がある重要な属性が含まれます。
- 価格設定で取引先コミュニティ・アーキテクチャから顧客詳細を取得するために使用できる顧客ID
- 価格設定で製品情報管理から品目詳細を取得するために使用できる在庫品目ID
サービス・マッピングは、リクエストを使用して入力SDOを作成します。
アルゴリズムはサービス・マッピングを介して通信し、顧客および品目の詳細を取得します。
サービス・マッピングによって、結果が出力SDOに書き込まれます。

サービス・マッピングで取引先コミュニティ・アーキテクチャと製品情報マッピングがどのように使用されるかについて学習します。詳細は、「サービス・マッピングの作成」を参照してください。あなたもパーティについて学びます。詳細は、「販売オーダーでの顧客詳細の表示の概要」を参照してください。

次に、参照属性の取得に使用するアルゴリズムを示します。

アルゴリズム名	関数名	説明
参照属性の取得	getItem	品目属性を取得します。
-	getPartyAttr	パーティ属性を取得します。
-	getPartyOrgProfile	パーティ組織プロファイルの属性を取得します。
-	getPartyPersonProfile	パーティ個人プロファイルの属性を取得します。
品目の分類タイプ	getItem	Product Information Managementから品目属性を取得します。
品目拡張可能属性の取得	getUDAs	ユーザー定義品目の属性を取得します。

これらの関数は、ビュー・オブジェクト参照です。各関数を使用して、特定のニーズを満たすことができます。たとえば、品目の加重を取得する必要がある場合は、getItem関数を使用して、作成した拡張可能フレックスフィールドの値(たとえば、Weight)を取得します。

サービス・マッピングによって出力SDOが作成されます。

ノート

サービス・マッピングによって、出力SDOにItemAttribute、PartyAttributeおよびPartyOrganizationProfileエンティティが追加されます。
コンピュータ・サービスおよびレンタル用のPartyIdは1006で、入力SDOのCustomerIdにマップされます。
AS54888のInventoryItemIdは149で、入力SDOのInventoryItemId(149も)にマップされます。
この例では、出力SDOに個人は含まれません。これは、PartyTypeが個人ではなく組織であるためです。