銀行取引明細書処理およびトラブルシューティングの概要

問題が発生した場合、銀行取引明細書処理プログラムの結果が、「銀行取引明細書および突合せ」作業領域に表示されます。

処理エラーおよび警告リージョンには、次のステータスが表示されます。

ステータス

説明

ロード・エラー

このステータスはファイル・レベルで割り当てられます。データのフェッチ中にエラーが発生したか、データの解析中およびインタフェース表への移入中にエラーが発生したために、ファイルのロードに失敗します。このようなエラーは、通常、データが標準に準拠していない場合に発生します。

インポート・エラー

このステータスは取引明細書レベルとファイル・レベルの両方で割り当てられます。取引明細書レベルでのインポート・エラーは、データがインタフェースに追加され、正常にロードされたにもかかわらず、一部の機能検証が失敗したことを示しています。たとえば、銀行取引明細書が重複していたり、トランザクション・コードが設定されていない場合などです。ファイル・レベルでのインポート・エラーは、インポート・エラーで失敗したファイルに1つ以上の取引明細書が存在することを示しています。

インポート警告

このステータスは取引明細書レベルで割り当てられます。「インポート警告」が割り当てられた取引明細書は、エラーなしでインポートされたものの、いくつかの機能検証に失敗し、それらの失敗がインポートの停止を必要とするほど深刻ではなかったことを示しています。

ファイルまたは取引明細書のステータスとそれに関連する問題によっては、「再試行」アイコンを使用して、プログラムを前回の実行で失敗した場所から再開できる場合もあります。次の表は、使用可能な各種再試行オプションを示しています。

ステータス

再試行ダイアログのフィールド

プログラムの再発行時の動作

ロード・エラー

フェッチ・フェーズでファイルにエラーが発生した場合(「ファイルID」にハイパーリンクは表示されない)。ダイアログでは、プログラム発行時に指定したすべてのパラメータが使用可能です。これらのパラメータを更新し、プログラムを再発行できます。

フェッチ・フェーズから再開されます。

ロード・エラー

ロード・フェーズでファイルにエラーが発生した場合(「ファイルID」にハイパーリンクが表示される)。ファイルはすでにフェッチされているため、ファイルのフェッチに関連するパラメータは表示されず、「フォーマット」パラメータのみが表示されます。以前の実行で「フォーマット」に誤った値を指定した場合は、ここでその値を訂正し、プログラムを再発行できます。

ロード・フェーズから再開されます。指定したフォーマットを使用して、フェッチ済のデータ・ファイルのロードが試行されます。

インポート・エラー

ファイル・レベルでのインポート・エラー。再試行ダイアログにフィールドは表示されません。

該当するファイルにおいて、インポート・エラーが発生したすべての取引明細書に対してインポート・フェーズが開始されます。

インポート・エラー

取引明細書レベルでのインポート・エラー。取引明細書で銀行口座重複エラーが発生した場合は、ダイアログに銀行口座フィールドが表示されます。正しい銀行口座を選択し、プログラムを再発行できます。

更新した銀行口座を使用して、該当する特定の取引明細書に対してインポート・フェーズが開始されます。該当する特定の取引明細書に対してインポート・フェーズが開始されます。

インポート・エラー

取引明細書レベルでのインポート・エラー。その他のインポート・エラーが発生した場合は、再試行ダイアログにフィールドは表示されません。

更新した銀行口座を使用して、該当する特定の取引明細書に対してインポート・フェーズが開始されます。該当する特定の取引明細書に対してインポート・フェーズが開始されます。

次の一般的な問題と解決策のリストは、銀行取引明細書処理プログラムのトラブルシューティングに使用できます。

問題

解決策

プログラムを実行し、正常に完了しましたが、「銀行取引明細書の管理」ページに表示されません。

「銀行取引明細書および突合せ」作業領域をチェックし、銀行取引明細書に対する処理エラーが報告されていないか確認します。

ファイルのロード・エラーが報告され、誤ったファイルが処理されたことが明らかになったため、エラーを修正する必要があります。

ファイルがフェッチされている場合は(「ファイルID」フィールドにハイパーリンクが表示される)、そのファイルをパージしてから正しいファイルをロードする必要があります。ファイルがフェッチされていない場合は(「ファイルID」フィールドにハイパーリンクは表示されない)、「再試行」オプションを使用してプログラムを再開できます。

ファイルのロード・エラーが報告され、ファイルがフェッチされました。データ・ファイル内の問題を解決したため、プログラムを再試行する必要があります。編集したファイルを処理できますか。

いいえ。アプリケーションでフェッチされたデータファイルを再処理する場合は、プログラムを再発行する必要があります。ファイルがフェッチされると、後からそのファイルで再試行しても、オリジナル・ソースからデータ・ファイルは回収されません。

データ・ファイルを処理したところ、一部の取引明細書は正常にインポートされましたが、一部は失敗しました。失敗の原因は銀行からのエラーです。訂正済のファイルが送信されましたが、ファイルには、正常にインポートされた他の取引明細書データが含まれています。このファイルを再び処理した場合、どのような影響がありますか。

同じファイルを処理しても問題はありません。プログラムには重複する銀行取引明細書を検出する機能があり、このような取引明細書は「インポート・エラー」としてマークされます。

データ・ファイル内のトランザクション・コードAまたは残高コードAがインポート後にBと表示されます。なぜですか。

AがBとマッピングされるように定義されたコード・マッピングがあるかどうか確認します。

新規コード・マップ・グループが定義されていますが、正しく機能していないように思われます。

Oracle Fusion Paymentsで新規コード・マップ・グループがフォーマットに割り当てられていることを確認します。

トランザクション・コードが定義されていない場合はインポート・エラーが報告されますが、残高の残高コードが欠落している場合は報告されないか、警告が表示されます。残高コードはどうなりますか。

このような残高はプログラムによりインポートされ、銀行取引明細書ユーザー・インタフェースに表示されます。ただし、残高摘要はアプリケーションに定義されていないため空になります。

インポート後、一部の残高レコードの残高摘要が空になります。

残高レコードの残高コードが残高コード・ルックアップで定義されているかどうか確認します。

トランザクション・コードが定義されていないことが通知されます。コード・マップとトランザクション・コードのどちらを定義する必要がありますか。

既存の内部コードが新規コードと同じ目的を果たす場合は、新規コードと既存のコードを関連付けるコード・マップを作成できます。既存のトランザクション・コードを使用する場合は、トランザクション・コードを定義する必要があります。