銀行取引明細書インポート・データの処理方法
「スプレッドシートでの銀行取引明細書の作成」テンプレートを使用して、非標準フォーマットの銀行取引明細書を作成し、Oracle Fusion Cash Managementにインポートします。
テンプレートにアクセスするには、次のステップを実行します。
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Oracle Financials Cloudのファイルベース・データ・インポートのガイドに移動します。
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「目次」で、「ファイル・ベース・データ・インポート」をクリックします。
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「銀行取引明細書のインポート」をクリックします。
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「ファイル・リンク」セクションで、Excelテンプレートへのリンクをクリックします。
ワークシートでデータを準備する際は、次のガイドラインに従ってください。
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各列の必須情報を入力してください。詳細なインストラクションは、各列ヘッダーのツールチップを参照してください。
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テンプレート内の列の順序を変更しないでください。
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使用しない列は非表示にしたりスキップできますが、削除しないでください。
Cash Managementの銀行取引明細書のインポートに影響を及ぼす設定
ワークシートでデータを準備する際は、次のガイドラインに従ってください。
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各列の必須情報を入力してください。詳細なインストラクションは、各列ヘッダーのツールチップを参照してください。
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テンプレート内の列の順序を変更しないでください。列の順序を変更すると、ロード・プロセスが失敗します。
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使用しない列は非表示にしたりスキップできますが、削除しないでください。列を削除すると、ロード・プロセスが失敗します。
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各インタフェース表は、個別のExcelシートを示しています。
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各シートの最初の行には、インタフェース表の列を示す列ヘッダーが含まれています。これらの列は、管理ファイルがデータ・ファイル内で想定している順序で表示されます。
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各列ヘッダーには、(これがツールチップの場合)想定されるデータ型、および場合によっては指示テキストに関するバブル・テキストが含まれています。
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関連付けられているデータベース列には、管理ファイルが受け入れて処理できるものに準拠するデータを入力する必要があります。
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日付フィールドの形式は、MM/DD/YYYYとして入力する必要があります。
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金額列には、桁区切りを含めることはできず、小数点のセパレータとしてピリオド(.)を使用する必要があります。
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整数である必要がある列では、データ検証により整数のみが許可されます。
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正の金額を入力し、借方/貸方インジケータ列を使用して、借方金額と貸方金額を区別します。
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列は、該当する場合は、データ入力エラーを排除するために、想定されるデータ型と一致するようにフォーマットされています。
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内部ID値が必要な列については、バブル・テキストを参照し、この値の検出に関する追加ガイダンスを確認してください。
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「残高コード」フィールドの有効な値は、参照タイプCE_INTERNAL_BALANCE_CODESで定義された参照コードです。参照タイプには、「資金管理参照の管理」ページからアクセスできます。スプレッドシートに残高コードを入力します。
Cash Managementに用意されている残高コードは次のとおりです。
残高コード |
意味 |
---|---|
CLAV |
クローズ有効額 |
CLBD |
クローズ記帳済 |
OPAV |
オープン有効額 |
OPBD |
オープン記帳済 |
「トランザクション・タイプ」フィールドの有効な値は、参照タイプCE_TRX_TYPEで定義された参照コードです。参照タイプには、「資金管理参照の管理」ページからアクセスできます。スプレッドシートにトランザクション・タイプの内容を入力します。
トランザクション・タイプ |
トランザクション・タイプ内容 |
---|---|
ACH |
自動手形交換所 |
BKA |
銀行修正 |
BKF |
手数料 |
CHK |
小切手 |
EFT |
電子送金 |
INT |
利息 |
LBX |
ロックボックス |
MSC |
その他 |
ZBA |
ゼロ残高 |
トランザクション・コードには、「銀行取引明細書トランザクション・コードの管理」タスクで定義された有効なコードを入力します。トランザクション・コードの例を次に示します。
トランザクション・コード |
説明 |
---|---|
100 |
小切手給与 |
115 |
ロックボックス預入 |
475 |
支払済小切手 |
698 |
その他料金 |
Cash Managementの銀行取引明細書のインポートの処理方法
銀行取引明細書情報の準備が完了したら、次のステップを順番に実行します。
タスク |
処理 |
結果 |
---|---|---|
CSVファイルを生成します。 |
「CSVファイルの生成」ボタンをクリックします。 |
6つのCSVファイルを含む.zipファイルが作成されます。これにより、6つのCSVファイルを含む.zipファイルが作成されます。 |
.zipファイルを転送します。 |
「ツール」→「ファイル・インポートおよびエクスポート」の順にナビゲートします。 |
WebCenter文書リポジトリに.zipファイルが転送されます。アカウントの「fin$/cashManagement$/import$」を選択します。 |
データをロードおよびインポートします。 |
「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プログラムを実行します。 |
「プロセス詳細」画面の「インポート・プロセス」で、スプレッドシートからの銀行取引明細書のインポートを選択します。「データ・ファイル」で、UCMの(fin$/cashManagement$/import$)リポジトリに転送された.ZIPファイルの名前を選択します。.ZIPファイルのデータは、インタフェース表CE_STATEMENT_HEADERS_INT、CE_STATEMENT_LINES_INT、CE_STMT_BALANCES_INT、CE_STMT_BAL_AVALBTY_INT、CE_STMT_LINES_AVALBTY_INT、CE_STMT_LINES_CHARGES_INTにロードされます。ロードが正常に完了すると、インポート・プロセスにより、インタフェース表から対応する銀行取引明細書表にデータがインポートされます。インポートされた取引明細書は、「銀行取引明細書の管理」ページからレビューできます。入力タイプはスプレッドシートです。手動または自動突合せに進みます。 |
インポート・エラーをレビューします。 |
ESSジョブのログ・ファイルをレビューし、スプレッドシートのエラーを修正して、プロセスを再開します。 |
ロードが成功した後のインポート中にエラーが発生した場合は、インポート全体が失敗し、インタフェース表のレコードは銀行取引明細書表にインポートされません。インポート・エラーは、ESSジョブのログ・ファイルからレビューできます。「銀行取引明細書および突合せ」ダッシュボードから現在のロードをパージし、スプレッドシートのエラーを修正して、プロセスを再開する必要があります。 |