買掛/未払金残高試算表レポート
残高試算表を使用すると、Oracle Fusion Payablesの買掛/未払金負債合計と一般会計に転送された合計が一致していることを検証できます。
一般会計に転記されたネット金額に買掛/未払金残高での変更が正確に反映されるよう、転記済請求書および支払を突合せます。
買掛/未払金アクティビティを突合せるには:
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当期間の転記済請求書(買掛管理転記済請求書台帳からの請求書金額合計)を追加します。
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前期間の残高試算表から当期間の転記済支払(現金合計に買掛管理転記済支払台帳からの割引を考慮した金額)を減算します。
この金額は、当期間の買掛/未払金残高試算表レポートの残高と一致する必要があります。
たとえば、4月の会計期間をクローズする際に、最終の請求書バッチと支払バッチを一般会計に転記したとします。4月の買掛/未払金アクティビティを突合せるために実行する計算は、3月の買掛/未払金残高試算表 + 4月の買掛管理転記済請求書台帳 - 4月の買掛管理転記済支払台帳 = 4月の買掛/未払金残高試算表、となります。
このレポートは、「スケジュール済プロセス」作業領域から実行できます。
このレポートを実行する前に、次の操作を実行します。
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勘定科目値を定義する場合、財務カテゴリとして「買掛/未払金」をすべての勘定科目に割り当てて、買掛/未払金残高試算表に含めます。発行されたが、まだ譲渡可になっていない支払手形支払をレポートするには、支払手形勘定にも財務カテゴリとして「買掛/未払金」を割り当てます。
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一般会計に、請求書と支払アクティビティを計上および転記します。
パラメータ
元帳
元帳を指定します。プライマリ元帳、セカンダリ元帳またはレポート通貨元帳を選択できます。
ビジネス・ユニット
ビジネス・ユニットを指定するか、すべてのビジネス・ユニットを含める場合には空白のままにします。
負債勘定基準日
負債勘定の計上日を指定します。
パーティ名
パーティを指定し、単一のサプライヤまたはパーティにレポートを制限します。
勘定科目: 自
勘定科目を選択します。
マイナス残高のみ
レポートを残高がマイナスのサプライヤに制限するには、「はい」を選択します。
支払手形を含む
レポートに支払手形請求書を含めるかどうかを選択します。
レポートの理解
残高試算表では、一般会計に転送された未払および一部支払済のすべての請求書がサプライヤおよび負債勘定別にリストされ、小計が作成されます。貸方の負債金額は未回収残高を表すため、プラスの金額としてレポートされます。借方の負債金額は、未回収残高から減額されます。
指定した範囲内に含まれていて、次の条件を満たすすべての勘定科目をリストします。
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財務カテゴリが「買掛/未払金」である
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負債勘定計上日に未回収残高がある。
請求書や払戻などの貸方を負債勘定に追加し、クレジット・メモや支払などの借方を減算します。プラスの数値は未回収残高に相当し、マイナスの数値はサプライヤに対する超過支払を表します。
未回収残高を選択して、勘定科目詳細にドリルダウンできます。
未回収残高があるサプライヤをリストします。
請求書や払戻などの貸方を負債勘定に追加し、クレジット・メモや支払などの借方を減算します。プラスの数値は未回収残高に相当し、マイナスの数値はサプライヤに対する超過支払を表します。
未回収残高を選択して、パーティ詳細にドリルダウンできます。
「標準請求書」、「デビット・メモ」、「クレジット・メモ」、「前払金」、源泉徴収税請求書、「支払要求」などのトランザクションのタイプをリストします。
「未払」、「一部支払済」、「取消済」などの支払ステータスをリストします。
プライマリ元帳に対してレポートを発行する場合、請求書の入力時に負債勘定に当初予約された金額をリストします。自動相殺を使用する場合、参照される勘定科目組合せに割り当てられた金額のみがレポートに表示されます。
請求書の負債勘定に予約された貸方および借方を負債勘定計上日以前の会計日でネッティングします。